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【宝飾業界×AI】じわじわ広がっている接客業×AIの未来

2021.07.26 2023.08.08

【宝飾業界×AI】じわじわ広がっている接客業×AIの未来

AI(人工知能)の活用領域は少しずつ拡大し、今では接客業においても高性能なコンピュータープログラムが活躍しています。

 

ロボットが人間同様に、自然言語で接客する未来はまだまだ遠いのですが、少し捻ったアイディアで接客業×AIを実現している事例がいくつもあるのです。今回はその中から厳選した3つの事例と、宝飾業界におけるAI活用についてご紹介します。

接客業×AIの参考事例3つ

一言で「接客」といえど、そこには様々な分類があります。ニーズのヒアリング、商品やサービスの提案、商品やサービスの説明、施設案内などです。これら全体を自然にこなすのは、AIにはまだ不可能です。しかし一部の接客に限定すれば、人間を凌ぐパフォーマンスを発揮している事例もあります。

 

日本酒ソムリエAI / KAORIUM for Sake

「ソムリエ」という職業は一般的にワインのスペシャリストを指します。しかし、その道の専門知識を持ち、食材の選定・提供する人のことを広義としてのソムリエと呼び、野菜ソムリエや米ソムリエなどそのカテゴリは多岐にわたります。

 

KAORIUM for Sakeはそんなソムリエの一人。もとい、一AIです。ネット上に溢れる言語表現と人々の香りの感性を学習したAI「KAORIUM」がベースになり、ソムリエの感性と日本酒の風味情報を学習させた世界初の酒ソムリエAIです。

 

KAORIUM for Sakeは酒ソムリエ赤星慶太氏がオーナーを務める「AKA-KUMA」に導入され、「すずしげ」「ふくよか」「あたたかみ」の3要素のバランスを基にしながら香りや印象、情景をたとえた表現、多数の言葉で酒の味を表現します。
素人には難しい酒の特徴の言語化を行なってくれるので、求める味わいの酒が選びやすくなっています。

 

参考:日本酒をもっと楽しみたい。AIソムリエがあなたの求める味を厳選します

 

アバター遠隔接客 / FaceMe

顔認証

東急ハンズ渋谷スクランブルスクエア店のUV特集コーナーにて実証実験として行われたのが、FaceMeを使ったアバター遠隔接客です。
FaceMeはAI顔認証エンジンと呼ばれ、カメラを通じて取り込んだ顔情報から年齢層や性別、感情などを推定します。さらに、会話内容をテキスト化する音声認識求術を活用し、実店舗における顧客ニーズの把握にも成功しているAIです。

 

コロナ禍において非接触が推奨されており、「AI相手なら安心して気軽に話しかけられる」とする客層が多く、FaceMeを通じて得たニーズを参考にしながら専門スタッフがアバター越しに商品をお勧めするなどの活用方法が進んでいます。

 

参考:人に代わってAIが接客 来店客からは「気軽に話しかけやすい」の声

 

AIコンシェルジュ / Bebot

2016年のリリースから数年で国内外の宿泊施設や空港、駅、自治体の観光協会などに導入されているBebot。いわゆる、チャットボット型AIです。
2019年時点では1日に3.5万人の訪日外国人が利用するAIとして成長し、現在でも多くのホテルに導入されています。

 

「ガイドブックを超える体験」をコンセプトに、スマートフォンとインターネット接続環境があれば24時間365日利用できる窓口スタッフとして活躍し、簡単な質問に回答するだけでなくレストラン予約などにも活用されています。
ホテルニューオータニやホテルサンルートプラザ新宿など、大手ホテル会社での導入実績多数です。

 

参考:“楽しませる”をコンセプトとした AIコンシェルジュを導入するホテルが増加中

宝飾業界ではダイヤモンド鑑定AIが既に登場していた

ダイヤモンド鑑定AI

接客業界で広がるAI。実は宝飾業界においても、ダイヤモンド鑑定AIが数年前から登場しています。2018年4月には、オーダーメイド・ジュエリーを中心に扱うケイ・ウノからAIにより鑑定したダイヤモンドが発売されました。

 

世界8割以上のシェアを持つダイヤモンド関連高精密機材メーカーのサリネ・テクノロジーズが、人間鑑定士とAIによる誤差率の比較検証を行ったところ、次のような結果になりました。

 

  • クラリティの誤差率:人間の鑑定士 7%、AI 3%
  • カラーの誤差率  :人間の鑑定士 5%、AI 1%

AIは膨大なデータを解析し、高速かつ正確な物体識別に長けています。驚きの結果ではありますが、AIの性能を持ってすればもはや「当たり前」と言える結果でしょう。

 

ダイヤモンド鑑定AIはサリネ・テクノロジーズの研究所であるSarine Diamond Labが実施しており、鑑定の対象になるのはクラリティとカラー。画像解析技術を使っています。1万5,000件の鑑定士判定サンプルを学習しており、現在においてはさらに成長しているものと推察できます。

 

参考:人間よりも精度が高い「ダイヤモンド鑑定AI」 その仕組みとは

宝飾業界×AIはこれから

ダイヤモンド鑑定AIの登場、接客業×AIの広がりを前にすると、宝飾業界×AIの未来の想像が止まりません。
昨今ではデータを秘匿化した上での第三者提供も可能になりつつなるので、ジュエリーに関する膨大な顧客プロファイルを取得し、AIに学習させることで顧客ごとの趣味趣向分析に大いに役立つのではないかと考えられます。

 

皆さんも最新のAIニュースをキャッチし、宝飾業界の未来にワクワクした気持ちを抱いてみませんか?

 

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