業務効率を上げるには、時にITの力を借りる必要があります。しかし、IT人材がいない企業も多く、IT活用が日本経済全体にとっての課題になっています。そこで検討すべきなのが “ クラウドサービス ” です。
今回は、IT活用に自信がない方に向けて業務効率化で使うべきクラウドサービスの基礎知識についてご紹介します。
クラウドサービスとは?
クラウドサービスの「クラウド(Cloud)」は雲を意味し、かつてGoogleの最高経営責任者だったエリック・シュミットがとあるスピーチにおいて、自社サービスを売り込むためのキャッチコピーとして用いた言葉です。
インターネット上の仮想空間を雲のようにフワフワした存在と例えて、そこに様々なサービス群が存在している様子を表しています。そんなことから、現在ではインターネット上で提供されるサービスのことを “ クラウドサービス ” と呼ぶようになりました。
その後、クラウドサービスは3つの領域に分類され、各領域ごとに多種多様なサービスが展開されています。
<クラウドサービス3つの領域>
IaaS | システム構築等に欠かせないサーバー・ネットワークといったインフラをインターネット経由で提供する |
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PaaS | システム構築に必要なインフラに加えて開発環境(プラットフォーム)をインターネット経由で提供する |
SaaS | インターネットブラウザ画面を通じて利用できる様々なソフトウェアをインターネット経由で提供する |
ちなみに業務効率化で活用すべきクラウドサービスとはSaaSのことで、完成されたソフトウェアをインターネットブラウザ画面を通じて利用し、短い導入期間とより少ないコストで効率化が図れるようになります。