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コロナ禍で落ち込んだ購買意欲を取り戻せ!宝飾業界が今、考えるべきこと

2021.06.16 2023.08.09

コロナ禍で落ち込んだ購買意欲を取り戻せ!宝飾業界が今、考えるべきこと

コロナ禍により多くの産業がダメージを受ける中、消費者の購買意欲や購買行動はどう変わったのか?ジェエリーという高額商品を扱う宝飾業界だからこそ、消費者の購買意欲には常にアンテナを張っていなければなりません。

 

今回は、コロナ禍の中で宝飾業界が考えるべきことをご紹介します。

コロナ禍で購買意欲はどう変わった?

WHO(世界保健機構)が新型コロナウイルスをパンデミック認定してから早1年が経過し、社会情勢は大きく変わりました。リーマンショック時の半分程度とはいえ、完全失業率は一時3%を上回っていました(労働政策研究・研修機構の統計より)。

 

それによって、消費者の購買意欲はどう変化したのでしょうか?

 

これに対して国内最大規模のモニター数を抱えるゼネラルリサーチは、消費と対応の動向調査を発表しています。

 

全国の20代~60代を対象にした同調査にて、「コロナ禍以降、消費行動自体は変化しましたか?」の質問に対して「変わらない」と回答したのが43.4%、「やや増えた」「とても増えた」の合計値が6.6%となり、合わせて全体の50%になりました。

 

また、「この1年間での消費額はそれ以前と比較して変化しましたか?」の質問に対しては、「変わらない」と回答したのが51.4%、「やや増加した」「大きく増加した」の合計値が16.1%となり、合わせて全体の67.5%になっています。

 

消費行動は外出自粛の影響が強いので、「減った」と回答した人が50%いるのに対し、消費額の増減に関しては「減少した」と回答した人はわずか32.5%。それ以外は消費額が変わらないか増えたと回答している点に注目です。

 

参考:【2021年最新版】消費と対応の動向調査 ゼネラルリサーチ

Amazon.comの収益が過去最高!購買意欲が低下したわけではない?

Amazon

コロナ禍においても消費者の購買意欲が低下していないことの証明となったビッグニュースが、Amazon.comの決算です。2020年第4四半期(10~12月)の売上高は1,255億5,500ドルに達し、初めて1,000億ドルを突破しました。純利益も過去最高を記録しています。

 

さらに、2021年第1四半期(1~3月)の決算では純利益が81億700万ドルで過去最高を記録したと発表しています。日本事業の売上高においても、2020年度は2兆1,893億2,700万円となり過去最高です。

 

ちなみにGoogleにおいてもコロナ禍で収益が過去最高を記録しているので、消費者の購買意欲が低下したのではなく、購買行動がオンラインに移行したと考えるのが妥当です。

 

参考:Amazon決算 巣ごもり需要で純利益220%増の過去最高益、巣ごもり需要による大幅増収増益で過去最高に、アマゾン日本事業の売上高は約2.2兆円

購買意欲を高めるために今できること

Amazon.comやGoogleの決算などポジティブなニュースはあるものの、経済界全体で見て消費者の購買意欲が下がったのも事実です。この状況において、高額商品を扱う宝飾業界でできることは何でしょうか?

 

まず、消費者の購買行動がオンライン化したことを考慮すると、インターネットショップの開設やオンライン接客の実施などは今後の必須事項になりそうです。実際、非対面接客によって単月で数千万円の売り上げを叩き出す企業もあります。(「【インタビュー】コロナ禍で成功する”非対面販売”とは?」より)

 

今までインターネットショッピングに消極的だった消費者も外出自粛が続く中で、購買行動がオンライン化する流れにあり今後も増加すると予測できます。チャットでリアルタイムのやり取り、360°カメラの搭載などオンライン接客環境も充実してきているので、取り組んでみる価値は大いにあります。

 

これに応じて、マーケティングもオンライン化するとより効率的な集客が見込めます。

 

リスティング広告(※1)やコンテンツマーケティング(※2)の運用、InstagramやTikTokでのコンテンツ投稿など、様々なマーケティング手法を通じて消費者とのオンラインコミュニケーションを加速させるとファン層の形成にも役立ちます。

(※1)ユーザーが検索したキーワードに応じて検索結果画面の上や下に表示される広告のこと。
(※2)対象ユーザーに対して高品質なコンテンツを提供し、ファン化を促進することで多くの収益を獲得するマーケティング手法。

社会情勢が変化しても、購買意欲は高められる!

コロナ禍で社会が大きく変化しても、人の物欲というのは変わらずに存在します。さらに、企業側からのアプローチによって消費者の購買意欲を高めることも可能です。従来のやり方に縛られるのではなく、刻一刻と変化する社会情勢に応じてアプローチ方法なども変化させながら順応することが大切。

 

オンライン化が必須というわけではありませんが、巣ごもり需要が高まる現代において有効的な対策になる可能性は大いにあります。未来宝飾MARKETも現在の社会情勢にマッチしたプラットフォームの一つです。

 

未来宝飾MARKETでは今後も、出展したい・買付をしたい方々を繋ぐプラットフォームとして、宝飾業界を盛り上げるために全力を尽くしていきます。

 

 


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