新規会員登録

【2月の誕生石】アメシストはワインの神様の涙だった?

2022.01.24 2023.08.07

【2月の誕生石】アメシストはワインの神様の涙だった?

2月の誕生石であるアメシスト(正式名称は「アメシスト」ですが一般的に「アメジスト」とも呼ばれます。)は、ギリシャ神話に登場するほど古くから人々に愛されてきた宝石です。主にブラジルやウルグアイを原産地とし、日本でも宮城県や福島県で採掘されています。

 

そんなアメシストにはどのような神話や歴史、あるいは石言葉があるのでしょうか?今回は2月の誕生石、アメシストについて解説します。

アメシストの神話や歴史

アメシストはギリシャ神話の中で、月の女神アルテミスに使える精霊として登場します。あるとき、酒の神ディオニュソスは狩猟・貞潔の女神であるアルテミスに自分の力を誇示するために、家来にアメシストを襲わせました。

 

アルテミスはアメシストを救うため、彼女を透き通った石にしました。それを見たディオニュソスは自身の罪を深く後悔し、ブドウの実りで葡萄酒を作り、石になったアメシストに注いだそうです。すると石はブドウのように深い紫色に染まり、宝石としてのアメシスト(紫水晶)が誕生しました。一説では、葡萄酒ではなくディオニュソスの涙がアメシストに注がれたとも言われています。

 

ちなみに、ディオニュソスはギリシャ神話で登場する酒の神であり、ローマ神話ではバッカスという名で登場します。

 

歴史的には古代ローマの司教であった聖バレンタインが指輪とした身につけていたとされています。したがって、アメシストはしばしば「愛の宝石」などと呼ばれているのです。

 

アメシストを使ったジュエリーとして最も有名なものが、エドワード8世(元イギリス国王)の妻であるウォリス・シンプソンが身につけたものです。大粒のアメシストを29個もあしらった胸当て風のネックレスで、さらにターコイズとダイヤモンドを使って明るさを演出しています。

 

カルティエが作成し、1953年フランス・ヴェルサイユ宮殿のガラ・ディナー(クリスマスや大晦日のような特別な日に提供されるディナー)にて身につけていました。夫人没後、1987年に60万5,000ドル(当時のレートで8,712万円)で競売されています。

アメシストの石言葉は「真実の愛」

アメシストの石言葉は「真実の愛」

そんなアメシストの石言葉は「真実の愛」です。聖バレンタインが身につけていたことや、ディオニュソスがアメシストに恋をしていたという説から、アメシストは恋人や夫婦で贈り合うのにピッタリな宝石として広まっています。

 

日本やイギリスでは、紫は「高貴な色」として扱われています。プレゼントにはもちろん、自分自身へのご褒美として購入する宝石としても最適ですね。

 

日本では結婚25周年を銀婚式、50周年を金婚式と呼びます。実は各周年ごとに呼び方があって、結婚17周年は「紫玉(アメシスト)婚式」と呼ばれているのです。結婚17周年を迎えるご夫婦の贈り物は、アメシストを使ったシンプルで上品なデザインのジュエリーをお勧めします。ちなみにアメリカでは結婚6周年に贈られる宝石がアメシストです。

アメシストはケアが大切

鉱物の硬さを表す指標をモース硬度と呼び、アメシストのモース硬度は7です。10段階中の7番目なので一見すると硬度が高い宝石に思えますが、実はモース硬度は9番目から鉱物の硬さがガクッと下がります。ちなみにモース硬度10はダイヤモンドです。各宝石の中でもダメージを受けやすい方なので、アメシストは日頃のケアがとても大切なのです。

 

まず注意すべきは、モース硬度の高い他の宝石と一緒くたに保管しないこと。モース硬度の高い宝石とぶつかることで傷ができやすくなり、強度も下がります。もっとも、これはアメシストに限った話ではありません。ダイヤモンドやサファイアなどモース硬度の高い宝石であっても、傷がつかないわけではないので個別に保管することをおすすめします。

 

次にケア方法ですが、モース硬度の低いアメシストは日頃から細かいケアが必要です。スチームクリーナーや超音波洗浄機などを使うこともできますが、傷が付く可能性も考えられます。機械によるケアを避けるために、ジュエリー着用後は柔らかい布で表面についた汚れや油分を拭き取ってあげましょう。

 

機械を使用する場合、できればスチームクリーナーを選択しましょう。超音波洗浄機は振動エネルギーを使って宝石を洗浄するものなので、アメシストに傷が付く可能性があります。

 

また、アメシストは熱に弱い宝石です。長時間光源にさらされると褪色するおそれがあるので、暗く涼しい場所で保管しましょう。日差しが強い日は身につけるのを避けるのが無難です。

アメシストで2月を飾ろう

アメシストで2月を飾ろう

アメシストは深い紫色のものほど美しく高価とされていますが、淡い紫色のアメシストにも違った美しさがあります。イエローゴールドやホワイトゴールドなど、合わせるジュエリーによってアメシストの色味に目を向けてみるのも良いですね。

 

2月がお誕生日の方はアメシストで飾り、結婚17周年を迎えるご夫婦はアメシストで特別な記念日をお祝いしてみてはいかがでしょうか?

 

未来宝飾MARKETでアメシストを探す!

未来宝飾MARKETは個人でも利用できる「宝飾専門 卸サイト」です。リング・ネックレスなどのジュエリーはもちろん、ルース・空枠・チェーンなど、豊富な商品を直接仕入れることができます!

  • 月会費・取引手数料0円!
  • 業者や問屋から直接仕入れ!
  • 卸ならではの豊富なカテゴリー
  • 商品最大70%オフ!

>未来宝飾MARKET登録【無料】はこちら

未来宝飾MARKET登録【無料】

 

 


未来宝飾MARKETのご案内
資料請求・お問合せ
PAGE TOP