2021年からじわじわと人気を高めてきたY2Kファッション。Y2Kとは「Year 2 Thousand(2000年)」を意味し、元々はコンピュータートラブルが予期された2000年問題を表す言葉でしたが、今では2000年代に流行したファッションやコンテンツを表す言葉として使われています。
そんなY2Kファッションが流行する現代において、2022年のトレンドに浮上しているアイテムがあります。それが「アームカフ&チョーカー」です。ファッションに敏感な方ならご存知でしょうが、アームカフ&チョーカーってなに?という方も多かと思いますので、ゼロからご紹介します。
アームカフ&チョーカーってどんなアイテム?
アームカフ&チョーカーとは、どちらも1990年代から2000年代初頭にかけて流行したファッションアイテムです。
アームカフは肘より上の二の腕付近に身につけるバングルのようなアイテムであり、チョーカーは首に着用するタイトなアイテムです。当時はハリウッドでも大流行し、とりわけタトゥー風のチョーカーが人気を集めていました。1990年代の安室奈美恵も手首にタトゥー風チョーカーをよく身につけていましたね。
これらのアイテムがY2Kファッションの流行により再熱しているわけです。
2022年春夏コレクションでアームカフ&チョーカーが続出
昨年10月に開催された2022年春夏コレクションを振り返ってみると、多くのブランドがアームカフ&チョーカーをアクセントとして取り入れたファッションを披露していました。中には左右でミスマッチのピアスを取り入れたブランドもありましたが、これも1990年代に流行したアイテムの1つです。
「流行は繰り返す」とよく言われるように、20年の時を経てY2Kファッションが世界中でブームになっている証拠でしょう。
アームカフはシルバーやゴールド素材のタイプが多く、宝石があしらわれたものも散見されました。アームカフをつける位置は基本的に「脇から3cmほど下」であり、肘と肩の中間点よりも上に身につけるのがポイントです。ただし、肘と肩の中間点にあえて身につけて抜け感を出すのも1つのテクニックになります。
チョーカーは以前流行ったタトゥー風のように線が細いものではなく、太めかつインパクトの強いデザインがトレンドになるでしょう。たとえば以下の画像は、グッチのオンラインストアに掲載されているチョーカーです。
クリスタルスタッズ付きで中央にはグッチのロゴが大胆にあしらわれています。ベルト部分は革を使用しています。2022年春夏コレクションでは、ベルト部分がこれらの3倍ほどある太さのチョーカーなど、インパクト重視のものが続出しました。
春先はセーター上からアームカフもあり
アームカフが気になるけれど、夏まで待てないという方はプラダやラフシモンズが披露したアームカフ使いを参考にしましょう。
出典:ファッションプレス「2022年春夏コレクション」
セーターの上からアームカフを身につければ、春先を待たずとも今年のトレンドをいち早く取り入れられますね。この場合、どちらのブランドも肘と肩の中間地点の真ん中あたりに身につけていますね。ラフシモンズに至ってはほぼ肘の上あたりに位置しており、抜け感を出しています。
少々難度の高いファッションに見えますが、シンプルかつ服装を選ばないようなアームカフなら、どんな服装にも合わせられます。セーターに限らず、トレーナーやシャツなど、さまざまなアイテムと組み合わせてみると新しい発見があるかもしれません。
素材はシルバーやゴールドを使い、ダイヤモンドやジルコニア、その他クリア系の宝石をあしらったアームカフをワンポイントに使うのがおすすめです。
アームカフ&チョーカーでY2Kファッションに磨きを
1990年代から2000年代初頭にかけて流行したアームカフ&チョーカーが今年のトレンド入りを果たすと、Y2Kファッションブームがさらに本格化していきます。2022年春夏コレクションではあまり見られませんでしたが、同時期に流行したミスマッチのピアス・イヤリングをアイテムとして使っても面白いですね。
自身でも、1990年代、2000年代のコンテンツを見返して、Y2Kファッションに取り入れられるアイディアを見つけてみてください。
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