皆さんの持っているジュエリーの宝石は縦向きか横向き、どちらにセッティングされていますか?ジュエリーをデザインする時、宝石の向きをどうするかによって全体のイメージが大きく変わります。それだけでなく使い勝手やシーンもそれぞれ違うのですよ。
特にネックレスは対面した時に真正面から宝石を見ることになります。そのため宝石のセッティングが「縦」か「横」かによってコーディネートの印象が決まります。石の向きによってどんな風に印象が変わるかそれぞれの魅力を探っていきましょう。
縦のセッティングはフォーマル&エレガント
縦のラインを強調するセッティングはオーソドックスな留め方。宝石の存在感と高級感を引き出してくれます。フォーマルな印象で結婚式などのかしこまった席でも使えるため、一つ持っておくととても重宝しますよ。
これはネックレスだけでなくリングもそうですが、縦ラインを強調するとスッキリとした印象となり、指が細く見えたり、お顔周りがスマートに見えます。
ネックレスで大ぶりの宝石を身に着けるなら縦にセッティングしたものがオススメです。収まりが良く、ロングチェーンとも相性が良いですよ。
縦向きセッティングのネックレス
このゴールドを使ったオパールネックレスは縦のラインが非常に美しい王道のデザインです。オパールは雫型のペアシェイプカットで、重心が下に来るようにセッティングされています。このカットは下部が丸みを帯びた形をしているのに対し、上部は尖っているので華やかさと凛とした上品さを兼ね備えています。
オパールの上にセッティングされたダイヤモンドが縦のラインをより美しく魅せ、コーディネートをエレガントに演出します。
横のセッティングはカジュアル&リラックス
宝石を横向きにセッティングしたジュエリーは縦向きよりもカジュアルな印象になります。リラックスしたファッションでも合わせやすいので普段使いに向いているものが比較的多いですよ。
横のラインが強調されるので、コロンとした可愛らしい印象になります。チェーンやリングの腕が太いものは格好いいイメージになるため、ユニセックスなジュエリーになります。
横向きセッティングのネックレス
横向きにセッティングしたオパールのシンプルなネックレス。オパールの存在感を感じながらも、肩の力を抜いて身につけられるデザインとなっています。
石を留めている石座に直接チェーンが通っているので、つけている間にトップが裏返ることがありません。石座にはアコーディオンのような蛇腹模様が彫られており、どこからみても隙がなく美しさが漂うデザインです。
【番外編】斜めのセッティングはユニーク&クール
少し特殊な留め方で斜め向きにセッティングされたジュエリーもあります。ユニークでオリジナリティがあるため、思い切ったコーディネートが出来ます。どちらかというとフォーマルよりカジュアル寄りになるので、普段使いやファッションのアクセントに向いています。
ペアシェイプカットのオパールにダイヤモンドの取り巻きが華やかなネックレス。トップはチェーンに斜めにセッティングされていて、他とはちょっと違う特別感があります。斜め向きにするだけでエレガントなオパールが一気に個性的に見えますね。
まとめ
- 縦のセッティングはフォーマル&エレガント、指や顔周りがスマートに見える
- 横のセッティングはカジュアルで普段使い向き、可愛らしい印象、ユニセックス
- 斜めのセッティングはユニーク&カジュアル、普段使いやファッションのアクセント向き
縦向き、横向き、そして斜め向きの3種類で、ジュエリーのイメージがどう変わるかについてお伝えしました。同じ宝石を使っていても石の向きによってフォーマル、カジュアル、エレガント、ユニークなど様々な印象に変化します。セルフイメージやTPOに合わせたデザインでジュエリーライフをさらに充実させていきたいですね。
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