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ジュエリーが高いワケ!価格は妥当?小売価格は下がらない?

2024.03.26 2024.03.26

ジュエリーが高いワケ!価格は妥当?小売価格は下がらない?

ジュエリーや宝石の印象は?と聞かれたら「美しい、綺麗」「高い」という言葉が浮かび上がるのではないでしょうか。同じものが一つとない宝石との出会いは一期一会。

 

とはいえ、小さなジュエリーのどこにお金がかかっているのだろう?この価格設定は正しいのかな?と思われるかもしれません。そんな疑問を一つ一つ解明していきましょう。

 

ジュエリーの価格について

ジュエリーの価格について

ジュエリーの価格は高いか、安いか?プロでも正確な価格を理解するのは難しいです。素材が輸入品であるために価格の変動もありますし、世の中の景気によっても変わります。

 

日本の小売価格は妥当なのか?

日本では、消費税導入前はジュエリーは贅沢品とされ、物品税が15%加算されていました。現在も中国や韓国など一部の国では贅沢品として特別な税が課せられているようです。

 

正当な価格の日本のジュエリー専門店ならば、諸外国と価格の差はなくなってきています。ダイヤモンドなど日本のほうが安い場合もあれば逆も然りで、諸外国との価格の高低差は20〜30%あるのが現状です。原価率・利益率は企業ごとに違います。

 

小売価格は下がらない?

ジュエリーの小売価格は下がらない?

ジュエリーの小売価格が高い要因のひとつに、「流通経路が複雑である」ということがあります。海外から日本への一般的な流通経路は以下の流れになります。

鉱山 → ブローカー → 研磨業者 → 輸出業者 →(国内へ)
輸入業者 → 大卸業者 → 卸業者 → 中卸業者 → 小売店 → 消費者

流通経路の途中がカットされれば20〜30%価格が下がる可能性もあるようです。すぐには変わらないかもしれませんが、流通の複雑さは緩やかに解決の方向に向かっています。

 

価格決定の仕組みの複雑さ

ジュエリーの価格決定の仕組みはとても複雑です。複雑にしているいくつかの理由があります。

  • 一点ものか大量生産か
  • 熟練職人か新人職人か
  • ブランドの名がつくか否か
  • 使用している石のランク
  • 景気

まず、同じデザインのジュエリーであっても、手作りの一点物とキャスト(鋳造)などで大量生産するのでは価格は雲泥の差です。また、同じ商品であっても熟練職人と新人職人では工賃に大きな差が出ますし、そこに世界的な一流ブランドの名がつくと価格は何十倍にも跳ね上がります。

 

さらに、使っている石のランクによっても価格の差が出ますし、景気により小売価格も変化します。直近では物流の遅れや急激な円安で物価上昇が起こり、金やダイヤモンドの価格が跳ね上がりました。

 

このようにさまざまな要素が重なり合っているため、ジュエリーの価格は複雑だと感じるのです。

ジュエリーの原価はこうして決まる

ジュエリーの原価の出し方を、具体的に見ていきましょう。

 

素材の原価

プラチナ・金などの貴金属素材の原価計算は、「1g当たりの単価×1.1×使用する重量」になります。単価に1.1を掛ける理由は、地金は加工中に5〜10%は粉になってなくなってしまうからです。

 

宝石の売買は1ct当たりの価格で取引されます。宝石の原価計算は、「1ct当たりの価格(ガイ)×重量」です。メレダイヤなど複数の飾り石がある場合は、これに個数が加わります。

 

デザイン料

ジュエリーの原価はこうして決まる_デザイン料

デザイン料は、有名デザイナーと企業内のデザイナーではまったく違います。有名な服飾デザイナーなどの名前を使ったブランドは、デザイン料にプラスしてライセンス料が数%加算される場合が多いようです。

 

工賃

ジュエリーの原価はこうして決まる_工賃

制作方法によって工賃が変わりますが、一般的な量産方法でご紹介します。

 

まずは銀・ワックスなどで原型を作り、原型を元にゴム型を作ります。次に、鋳造で土台となる枠を作ります。素材が一種類ならひとつのゴム型で済みますが、プラチナと金などコンビになると複数必要です。枠の制作に原型代、ゴム型代、キャスト代、仕上げ代がかかります。

 

次に石留めです。石留めの料金は、石の種類、品質、石留め方法によって違いますし、職人の工賃によっても変わります。取扱いに細心の注意が必要な宝石の石留めや、特に神経を使う細やかな細工など、職人の加工技術に対する価値の違いなども重要です。

ジュエリーの資産価値

ジュエリーの資産価値

ジュエリーの資産価値は、宝石の種類、重量、地金の素材で決まります。それに加えてブランドジュエリーならネームバリューで付加価値が付きます。

 

購入したジュエリーの資産価値に、変動はあるでしょうか?維持費や換金性、希少性についても見てみましょう。

 

価値の変動

宝石の価値は、100年前と比べてみても信じられないほど上がっていますが、伝説になるような希少石と工業用に近いダイヤモンドでは、天と地ほど価格上昇率の差が出ます。

 

一般的に、世界的に有名なブランドのジュエリーは値上がり率が高いです。孫の代になればアンティークジュエリーとして価値が出るでしょう。初期のブランド品は入手困難で価格も想像を超えるほどです。ブランドジュエリーでも価格の変動はありますが、値崩れしにくく比較的相場が安定しています。

 

換金性

換金性については、一般家庭で所有しているほかの製品(家具、電化製品、洋服など)と比べると良いでしょう。最近は買取専門業者やリサイクルショップが多くなり、換金性が高まる傾向にあるようです。

 

宝石のグレードにより買取相場が細かく決められており一概には言えませんが、ジュエリーの買取価格は新品購入価格の1/10〜1/100だと言われています。

 

希少性、美しさ

ジュエリーの資産価値_希少性、美しさ

人々が宝石に憧れ、欲しいと思う根源には、ほかの物とは比べようのない永遠の美しさがあります。希少石とは、美しさと耐久性を持ちながら、容易に入手できない宝石を指します。

 

希少性が高い理由は「産出量が少ない」「鉱山の閉山により原石の産出が見込めない」などで、希少性は時代によっても変化します。世界三大希少石は、アレキサンドライト、パライバトルマリン、パパラチアサファイアです。

 

関連記事:徹底解説!「宝石投資」とは?資産となる宝石と注意点

まとめ

  • ジュエリーの価格は海外と比べて大きな差はなくなってきている
  • 価格の高さは流通経路の複雑さが要因、緩やかに解消傾向にある
  • 生産量、職人のレベル、ブランド、石のランク、景気が価格決定を複雑にしている
  • 原価は素材の原価・デザイン料・工賃で決まる
  • 資産価値は素材と宝石の種類・重量・ブランドで決まり、換金性は高まっている
  • 宝石の希少性は時代によって変化する(鉱山の閉山など)

いろいろな条件が重なり合ってひとつのジュエリーができています。良い宝石と素材、熟練した職人が良いジュエリーを作るので、良い物はおのずと高価になるでしょう。高ければいいというわけではありませんが、安い物には安い理由があります。見極めが難しいですが、納得のいく価格でジュエリーをお迎えしたいですね。

 

参考書籍:間違いだらけの宝石店選び 

 

 

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