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ダイヤにエメラルド!硬度の高い宝石を扱う時のポイントとは?

2022.06.13 2023.08.04

ダイヤにエメラルド!硬度の高い宝石を扱う時のポイントとは?

宝石はその高い硬度によって「壊れない普遍的なもの」という価値を持っています。宝石が高額なのは美しいだけでなく、丈夫で壊れないという点も大きいんです。しかし硬度が高いからといって、どんな使い方をしてもいいわけではありません。

 

硬度とは一体どんなものか、そして硬度の高い宝石の種類や、宝石の取り扱いについて解説していきます。

 

関連記事:真珠にタンザナイト!硬度の低い宝石を扱う時のポイントとは?

硬度が高い宝石の基準は?

宝石の硬度は「モース硬度」と呼ばれる指標で表されます。これは宝石同士をすり合わせてどちらに引っ掻き傷がつくかを実験したもので10段階に分けられています。一番柔らかい硬度1は滑石と呼ばれる石で爪でも傷がつくほどの柔らかさです。逆に一番硬い硬度10はダイヤモンドになります。

 

それではどこからが硬度が高い宝石になるのでしょうか。一般的には硬度7以上が高度の高い宝石と呼ばれています。硬度7の水晶は地球の約50%を占める最も多い鉱物です。砂埃や塵にさえ水晶が混じっていることがあり、それがジュエリーについてしまうと傷になってしまうことも。

 

逆に硬度7以上であれば水晶入りの埃がついてしまっても傷つくことはありません。とはいえ硬度が高くても宝石には個々に特性がありますから、手にする場合は正しい知識をもって扱いたいですよね。

宝石別、ジュエリーの取り扱い方

宝石別、ジュエリーの取り扱い方

ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドは4大貴石と呼ばれ、宝石の中でも特に有名で価値が高く人気があります。どれも硬度7以上ありますが、扱い方や注意点がそれぞれ違います。

 

特に耐久性を表す「靭性」がポイントです。靱性は結晶特有の弱点で、衝撃に対してどれぐらい強く割れにくいかを表します。1〜10までの数字で、10に近いほど靭性が強くなります。

 

ダイヤモンドの取り扱い方

ダイヤモンドは硬度10と、宝石の中で最も硬度の高い宝石です。ただ靱性は7.5とサファイアよりも低く、一定方向に強い衝撃を与えると割れてしまう特性があります。激しいスポーツの時には外しておく方がいいですが、やはり宝石の中で一番扱いやすいのはダイヤモンドでしょう。

 

ダイヤモンドのジュエリー

ダイヤモンドのジュエリーは日常使いするのに最適です。気をつけるポイントは重ね付けする時になります。例えば、ダイヤモンドのリングに違う宝石のリングを重ねていませんか?ダイヤモンドが他の宝石がぶつかると、ダイヤモンドの硬さで他の宝石が傷ついてしまいます。例えばダイヤモンドとオパールを重ね付けすると、オパールが削れてしまいます。ダイヤモンドに傷がつくことは少ないですが、ダイヤによって他のジュエリーに傷がつかないよう配慮が必要です。

 

ダイヤモンドの持ち運び方

上記に書いた通りダイヤモンドは周りを傷つけてしまうことがあるため、違う宝石のジュエリーを同じポーチに入れると危険です。別々のポーチを使うか、それが難しそうならチャック袋に二重にして入れておくといった工夫をしてくださいね。

 

コランダム(ルビー、サファイア)の取り扱い方

歴史的にも非常に古く、長く人から愛されてきたルビーとサファイア。実はどちらもコランダムという鉱物で赤いものをルビー、それ以外をサファイアと呼びます。コランダムは硬度9、靱性8と擦り傷にも衝撃にも強く、ダイヤモンド同様に使いやすい宝石になります。

 

コランダムのジュエリー

コランダムはほとんどの鉱物より硬度が高いため、傷がつきにくく日常使いに適しています。しかし、過信し過ぎてしまうのは良くありません。アスファルトに落としたりぶつけてしまうとやはり傷がついてしまいますし、荒すぎる使い方だとファセット(カットした角の部分)が削れすりガラス状になってしまうこともあります。

 

コランダムの持ち運び方

サファイアの持ち運び方は基本的にダイヤモンドと変わりません。気をつけるポイントはサファイアの厚みです。サファイアは色が濃くなるように厚みを出してカットしています。ですのでジュエリーの石座が大きく、宝石部分が飛び出している場合があります。飛び出している分ぶつかりやすいため、緩衝材を挟んでしっかり空間をとるようにしてくださいね。

 

エメラルドの取り扱い方

エメラルドはその美しさから様々な伝説を持つ宝石です。硬度7、靱性5.5と衝撃に弱いため、配慮のない取り扱いはせっかくの美しいエメラルドを台無しにしてしまうこともあります。逆に正しく扱うことで代々楽しむことができる宝石ですよ。

 

エメラルドのジュエリー

エメラルドは靭性が低めで衝撃に弱いため、リングで身につける時には注意が必要です。ポイントは日常使いしないこと。お出かけや食事会など落ち着いたシーンでつけるのがオススメです。デザインや手のバランスにもよりますが、聞き手と逆の薬指につけるといいでしょう。それだけで当ててしまう心配がぐっと減りますよ。

 

エメラルドの持ち運び方

大ぶりなものが多いエメラルドはプロでも持ち運ぶのに非常に気を使います。衝撃に弱いので、ポーチよりも箱のように外側が硬いケースで運ぶといいですよ。隙間が開くようなら緩衝材を入れておくのを忘れないようにしましょう。

硬度が高い宝石のお手入れ方法

硬度が高い宝石のお手入れ方法

ご紹介した4種類の宝石はお手入れもしやすい宝石です。着用後に柔らかい布で拭くだけでも綺麗になってくれますよ。時間のある時はぬるま湯に食器用洗剤を入れて、その中に10分ほど浸けておき歯ブラシで磨きます。そのあと流水で洗剤を洗い流すと裏側の汚れがきれいに取れます。

 

ダイヤモンド、ルビー、サファイアは超音波洗浄機にかけることもできます。宝石を留めている爪がしっかりと止まっているか事前のチェックが必要ですので、自分でするよりも購入したお店や宝石店で頼む方がいいでしょう。

 

逆にエメラルドには超音波洗浄はしない方がいいです。なぜならエメラルドは表面傷にオイルを染み込ませることで透明度を上げる「オイル処理」が施されているからです。市場に出回っているエメラルドにほぼ100%施されている一般的な処理ですが、超音波洗浄をすると何らかの拍子にそのオイルが出てしまう可能性があります。絶対にダメではありませんが、大事をとってやめておいた方がいいでしょう。

終わりに

硬度の高い宝石は日常でも気軽に楽しめます。しかし、いくら丈夫だとしても高価なものですから、大事に扱うに越したことはありません。宝石は正しく扱うことで永遠に楽しむことのできるものです。ぜひあなたの人生と一緒に歩める素敵なジュエリーを見つけてくださいね。

 

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