新規会員登録

【9月の誕生石】ダイアナ妃も愛したサファイアの深い魅力

2022.09.21 2023.08.03

【9月の誕生石】ダイアナ妃も愛したサファイアの深い魅力

「青い宝石」と聞いて誰もが思い浮かべるのがサファイアでしょう。モース硬度はダイヤモンドに次いで高く、希少性も高いことから三大宝石の1つの数えられています。初秋の9月は、そんなサファイアを誕生石としています。

 

サファイアにはどのようなカラーがあるのか?産地別の特徴は?今回はサファイアの深い魅力についてお伝えします。

サファイアの石言葉、「誠実」「慈愛」

サファイアの石言葉は「誠実」と「慈愛」です。古来から神聖な宝石と考えられており、現代では「愛を守る宝石」としても人気があります。そのため「誠実」や「慈愛」といった石言葉が付いたのでしょう。

 

旧約聖書には大天使ラジエルが全ての知識をまとめた「ラジエルの書」という書物が登場します。一説ではラジエルの書は「サファイアの石板」に記されたと語られており、同じく旧約聖書の「出エジプト記」では神がイスラエルの民に与えた十戒の石板もサファイアで作られたとされています。

 

また、古代ペルシア人は大地はサファイアで作られており、その色を反射しているため空が青く見えると考えていたそうです。

代表的なブルーサファイアの産地

ブルーサファイアの中でも最高色とされているのが「コーンフラワーブルー」、次いで「ロイヤルブルー」です。どちらも鑑別機関で色判定されます。

 

ブルーサファイアのグレード順にその産地と特徴をご紹介しましょう。

 

コーンフラワーブルー/カシミール産

コーンフラワーブルーは、矢車菊(コーンフラワー)の弾けるような青色が特徴的なカシミール産のサファイアです。最も美しいサファイアであり、彩度が高くキラキラと光るようなブルーは見る人全てを魅了します。「コーンフラワーブルー」を冠するのは最高色のブルーサファイアのみです。

 

ロイヤルブルー/ミャンマー産

プリズムジュエルス ブルーサファイア(ロイヤルブルー

プリズムジュエルス ブルーサファイア(ロイヤルブルー)RD7.1mm 2.06ct GGS鑑別書あり

ロイヤルブルーはイギリス王室御用達のサファイアとして有名ですね。青いベルベッドのような濃く滑らかな青味が特徴であり、ダイヤモンドに匹敵するほど高価な宝石も存在します。ミャンマーのモゴック周辺で産出します。

 

カワセミブルー/スリランカ産

世界で最も古く、伝統的なサファイアの産地がスリランカです。その地で採取されたサファイアは「カワセミブルー」と呼ばれ、青に紫色を帯びており人気の高い種類です。ロイヤルブルーほどの深みはありませんが透明感が高く、サファイアとしての価値を引き上げています。

 

ソフトブルー/カンボジア産

比較的安価に取引されていながらコーンフラワーに構造が似ているとされるのが、カンボジア西部・パイリン原産の「ソフトブルー」です。

 

オーストラリア産/インクブルー

透明度が低く「青いインクを染み込ませたように濃い青色」をしているサファイアを「インクブルー」と呼びます。オーストラリア原産であり、黒味がかって透明度が低いことからサファイアの中では安価に取引されています。

 

番外編/モンタナサファイア

プリズムジュエルス モンタナサファイア

プリズムジュエルス モンタナサファイア ファンシーカット 0.988ct

モンタナサファイアはその名の通り、アメリカはモンタナ州から採掘されるサファイアのことです。サファイアの中で地名の固有名詞が形容される珍しい宝石であり、昨今その存在感を高めています。青だけでなくグリーン、イエローなどのファンシーカラーの色相が多く産出します。

 

関連記事:モンタナサファイアとは?独特のカラーと人気の秘密

青だけではないサファイアの魅力

プリズムジュエルス 非加熱パープルサファイア

プリズムジュエルス 非加熱パープルサファイア OV 7.8×5.8mm 1.794ct DGL鑑別書あり

「サファイア=ブルー」という印象が強いですが、サファイアには色々な色が存在します。それもサファイアの魅力の1つ。

 

そもそも、サファイアというのは「赤色以外のコランダム(硬玉)」のことであり、コランダムにクロム(銀白色の金属)が1%混合すると赤いルビーに、銀やチタンなどが混合し赤色以外に変化したものをサファイアと呼びます。

 

ファンシーカラーサファイアとは?

カラーサファイアの中で唯一固有名詞を持パパラチアサファイア

ブルーサファイア以外のサファイアは「ファンシーカラーサファイア」と呼ばれ、女性らしいピンクや明るい印象のイエローなど様々なカラーがあります。ピンク色のサファイアは「ピンクサファイア」、イエローは「イエローサファイア」という風に、サファイアの前に色相名を付けて呼ぶのが一般的です。

 

ピンクの中でも人気なのは「パパラチアサファイア」と呼ばれる蓮の花を連想する美しいピンク色のサファイアです。パパラチアサファイアはカラーサファイアの中で唯一、固有名詞を持っています。

 

関連記事:パパラチアサファイアの特徴と加熱、拡散処理の現状、鑑別基準を解説

 

また、最近では「ミルキーサファイア(シルキーサファイア)」と呼ばれるシルクを思わせる色合いのサファイアも人気を博しており、日本を中心にSNSで話題になっています。こちらはパパラチアサファイアのように明確な価値基準はなく、高値で取引されることはありません。

 

関連記事:ミルキーサファイア(シルキーサファイア)とは?人気の理由を徹底解説

 

バイカラーサファイア、トリカラーサファイアとは?

バイカラーサファイア、トリカラーサファイアとは?

1石の中に2色のカラーが存在するサファイアを「バイカラーサファイア」、3色が存在するサファイアを「トリカラーサファイア」と呼びます。これは環境の差異などが原因で、結晶の成長毎に取り込む微量元素(バナジウム、鉄、チタンなど)が不均一になることで生じる現象です。

 

宝石には時代時代のトレンドがありますが、昨今注目を浴びているのが「希少性」そして「ユニークさ」。各々のトーンが境界を経てドラマティックに共存するバイカラー、トリカラーはそんな流行性を汲んだ宝石として人気が高まっています。

 

バイカラーサファイア、トリカラーサファイアは前述のモンタナサファイアに多く見られます。

ダイアナ妃は婚約の際にサファイアの指輪を贈られた

ダイアナ妃は婚約の際にサファイアの指輪を贈られた

第21代ウェールズ公チャールズの公妃であるダイアナ妃が、婚約の際にサファイアの指輪を贈られたことは有名です。イギリス王室では伝統としてオーダーメイド品の婚約指輪を贈っていたのですが、ダイアナ妃が婚約指輪として選んだのは老舗高級ブランドであるガラードのカタログに掲載されていた、サファイアの指輪でした。

 

当時は王室から批判の声が多かったそうです。というのも、イギリス王室ではロイヤルブルーのサファイアを贈るのが伝統的とされているものの、ダイアナ妃の婚約指輪が既製品であり、6万ドル(約660万円)を支払えば誰もが購入できるというのが問題だったそうです。

 

ちなみに現在、ダイアナ妃が身につけていたサイファイアの婚約指輪は息子であるケンブリッジ公ウィリアム王子の公妃、キャサリン妃に婚約指輪として贈られたことでも有名ですね。

まとめ

  • サファイアの石言葉は「誠実」「慈愛」
  • カシミール産の最高品質サファイアは「コーンフラワーブルー」と呼ばれる
  • ブルーサファイア以外のサファイアは「ファンシーカラーサファイア」と呼ばれ様々なカラーがある
  • パパラチアサファイアはカラーサファイアで唯一固有名詞を持つ
  • 1石の中に2色のカラーが存在するサファイアを「バイカラーサファイア」3色を「トリカラーサファイア」と呼ぶ

9月の誕生石であるサファイアは歴史的にも人気の高い宝石であり、現代でも世界中で愛されています。日本の初秋は残暑が厳しいものの、深い青色をした空が綺麗な季節でもあります。そんな日本の9月にサファイアはピッタリの宝石と言えるのではないでしょうか?

 

未来宝飾MARKETでサファイアを探す!

未来宝飾MARKETは個人でも利用できる「宝飾専門 卸サイト」です。リング・ネックレスなどのジュエリーはもちろん、ルース・空枠・チェーンなど、豊富な商品を直接仕入れることができます!

  • 月会費・取引手数料0円!
  • 業者や問屋から直接仕入れ!
  • 卸ならではの豊富なカテゴリー
  • 商品最大70%オフ!

>未来宝飾MARKET登録【無料】はこちら

未来宝飾MARKET登録【無料】

 

 

関連記事

 


未来宝飾MARKETのご案内
資料請求・お問合せ
PAGE TOP