
色にはその時代の空気や人の気持ちが映し出されると言われています。
パントンと日本流行色協会が発表した2026年のトレンドカラーは、心を落ち着かせるホワイトと、人の温もりを思わせるやわらかなピンクです。まさに今の社会や価値観を反映するかのように、派手さよりも静けさや優しさを感じさせる色合いが選ばれました。
今回は、パントンが選んだ2026年のトレンドカラー「Cloud Dancer(クラウド・ダンサー)」に近い印象を持つ、白い宝石を6つご紹介します。
パントンが示す2026年の色「Cloud Dancer」
パントンが2026年のトレンドカラーとして発表した「Cloud Dancer」は、見る人の気持ちを静かに落ち着かせる高貴な白です。注目したいのは、パントンのカラー・オブ・ザ・イヤーで白が選ばれたのが今回が初めてだという点でしょう。強い色で印象づけるのではなく、余白や静けさそのものに価値を見いだした色と言えます。
この色は、いわゆる真っ白とは少し異なります。ほんのりとグレーを含み、やわらかな光をまとったホワイトで、見る環境によって表情が変わるのが特徴です。冷たさはなく、どこか包み込むような穏やかさを感じさせます。
Cloud Dancerは目立つための色ではなく、空間や気持ちを整えてくれる存在です。その優しいニュアンスは、控えめで品のある白系の宝石ともよく重なり、2026年らしい感性を自然に表現してくれます。
Cloud Dancerに近い宝石たち(ホワイト・ニュートラル系)
トレンドカラーに近い宝石は「無色であること」より、光の柔らかさや透明感、落ち着いた輝きが魅力となります。「Cloud Dancer」の世界観に近い、ホワイト〜ニュートラル系の宝石をご紹介します。
ムーンストーン

ムーンストーンは、乳白色をベースに光の当たり方によって青や白の光がやわらかく浮かび上がる宝石です。透明感がありながらも、くっきりとした反射ではなく、にじむような光を放つ点が特徴です。
ムーンストーンのやわらかな光は、Cloud Dancerが持つ「ほんのりグレーを含んだ白」「優しい光をまとったホワイト」とよく重なります。主張しすぎず、見る人の気持ちを静かに整えてくれる宝石です。
宝石としての魅力
ムーンストーンの魅力は、石そのものが生み出す穏やかな表情にあります。どの角度から見ても均一ではない光の揺らぎがあり、飽きのこない美しさを感じさせてくれます。
印象
身につけると落ち着きや静けさ、そして優しい品の良さを演出します。強く印象づけるというより、装い全体に余白をつくるような宝石で、2026年らしい感性を自然に取り入れたい方におすすめです。
ホワイトオパール

ホワイトオパールは白から乳白色を基調に、石の内部に虹色の光が揺らめく宝石です。やわらかな白の層の中に色彩が溶け込むような表情が特徴で、光によって見え方が大きく変わります。
Cloud Dancerが持つ「静かで奥行きのある白」というイメージは、ホワイトオパールの柔らかなベースカラーにぴったりです。白にほんのりとした動きや表情がある点がトレンドカラーの感性と重なります。
宝石としての魅力
ホワイトオパールの魅力はその多彩さにあります。角度や光源によって表情が変わるため、同じ石でも見るたびに違った印象を楽しめます。個体差が大きく自分だけの一石を選ぶ楽しさもあります。
印象
装いに取り入れると、やわらかさと遊び心を同時に感じさせます。落ち着いた中にもさりげない個性があり、静かな白をベースにしながら少しだけ表情を加えたいときに選びやすい宝石です。
アコヤ真珠

アコヤ真珠は一般的に「真珠」と聞いて最もイメージされる、小粒で整った白い真珠です。表面には繊細で上品な光沢があり、光を受けると内側からにじむような輝きを見せます。
アコヤ真珠の穏やかなテリは、Cloud Dancerが表現する「やわらかな光をまとった白」とよく重なります。無機質な白ではなく温度を感じさせる点が、2026年のトレンドカラーの感性と共通しています。
宝石としての魅力
アコヤ真珠は装いやシーンを選ばず使える点が魅力です。真珠層の厚さによって生まれる自然な輝きは、長く身につけても古い印象になりません。
印象
身につけると落ち着きと品格を自然に演出します。華やかさよりも静かな上質感を大切にしたい場面にぴったりの宝石です。
クリスタルクォーツ(水晶)

クリスタルクォーツは無色透明に近い色合いを持つ水晶です。澄んだガラスのような透明感が特徴で、光をそのまま通すことで清らかな印象を与えます。
Cloud Dancerが持つ「余白のある白」「静かな透明感」というイメージは、クリスタルクォーツのクリアな質感とよく重なります。色で語るのではなく光や空気感で印象をつくる宝石です。
宝石としての魅力
クリスタルクォーツの魅力は装いの邪魔をしない汎用性の高さにあります。どんな色とも自然に調和し、他の宝石と組み合わせても全体をすっきりまとめてくれます。
印象
身につけると清潔感や軽やかさが際立ちます。主役になる宝石というより全体の印象を整える存在で、Cloud Dancerの持つ静かな白の世界観をストレートに表現できる宝石です。
ホワイトトパーズ

ホワイトトパーズは透明度の高い無色系の宝石でクリアな輝きが特徴です。水のように澄んだ色合いで、光を受けると上品な反射を見せます。
ホワイトトパーズの透明感は、Cloud Dancerが持つ「静かな明るさ」という要素に重なります。色ではなく光そのものを楽しむ点がトレンドカラーの感性と共通していると言えるでしょう。
宝石としての魅力
ホワイトトパーズは透明度と輝きのバランスがよく、日常使いしやすい宝石です。カットによって表情が変わり、シンプルなデザインでも十分な存在感を持たせることができます。
印象
身につけるとすっきりとした清潔感と軽やかさを演出します。華美にならず装い全体を明るく整えてくれるため、トレンドカラーをさりげなく取り入れたい方に向いています。
ホワイトサファイア

ホワイトサファイアは、無色からごく淡い乳白色を帯びた色合いを持つ宝石です。透明感はありつつもダイヤモンドほど鋭い反射はなく、落ち着いた光の反射が特徴です。
ホワイトサファイアの控えめな輝きは、まさにCloud Dancerが表現する「やわらかな白」「高貴で静かな明るさ」を表しています。強く主張しないのに品格を感じさせる宝石です。
宝石としての魅力
ホワイトサファイアは硬度が高く日常使いしやすい宝石です。色で目を引くのではなく宝石の質感や透明感を楽しめるため、シンプルなデザインとも相性がいいのが魅力です。
印象
身につけると落ち着いた印象や知的な印象を与えます。華やかさよりも静かな存在感を大切にしたい方に向いており、トレンドカラーの上品な白を表現する一石と言えるでしょう。
ファッションにさりげなく取り入れる方法

トレンドカラーを宝石で取り入れる際に大切なのは、「目立たせよう」としすぎないことです。色そのものを主役にするより、全体の印象を整える役割として考えると取り入れやすくなります。
たとえば、2026年のホワイト系やピンク系の色石は、ベーシックな装いに自然に溶け込みます。モノトーンや落ち着いた色の服装に合わせることで、流行色でありながら違和感のないアクセントになります。
また、トレンドカラーを「全身で表現しない」こともポイントです。宝石一点で色を取り入れることで、流行を意識しつつも自分らしさを保った装いが完成します。
まとめ
- Cloud Dancerは主張せず印象を整えるためのやわらかなホワイト
- 無色であることより、光の質や透明感が宝石の魅力となる
- ホワイト系の色石は流行に左右されにくく長く楽しめる
- 装いを選ばず静かな上品さを加えたい場面におすすめ
Cloud Dancerが示すのは、「目立つ白」ではなく「寄り添う白」です。ホワイト・ニュートラル系の宝石は、その年の空気感をさりげなく取り入れながら、長く手元に残る存在になります。
静かな輝きの中に、自分らしい余白を見つけてみてはいかがでしょうか。
未来宝飾マガジン編集部 監修
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