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【Google×Microsoft】2大コラボレーションツールの比較

2021.11.22 2023.08.07

【Google×Microsoft】2大コラボレーションツールの比較

世界の2大コラボレーションツールといえば「Google Workspace(旧G Suite)」と「Microsoft 365(旧Office 365)」でしょう。コラボレーションツール導入にあたり、必ずと言って良いほどリストアップされるツールです。

 

今回は、Google WorkspaceとMicrosoft 365の違いを理解していただくために、3つの視点から比較していきます。

 

関連記事:コラボレーションツールとは?組織の情報共有を高速化

Google WorkspaceとMicrosoft 365の紹介

まずは、2つのコラボレーションツールの概要からご紹介します。

 

Google Workspace

Google Workspace

2007年に提供開始されたコラボレーションツールです。

 

  • Google Apps for Your Domain
  • Google Apps Premier Edition
  • Google Apps for Business
  • Google Apps for Work
  • G Suite
  • Google Workspace

上記はGoogle Workspaceに至るまでの、サービス名称の遷移です。なかなか高頻度に変更されていますが、Googleが提供するサービスでは割と当たり前のことです。現在の名称は2020年10月〜となっています。

 

Microsoft 365

Microsoft 365

2011年に提供開始されたコラボレーションツールです。Microsoft 365の場合、Google Workspaceほどの名称変更はありません。

 

  • Microsoft Business Productivity Online Suite(BPOS)
  • Office 365
  • Microsoft 365

ちなみに現在の名称になったのは2020年3月なので、二大コラボレーションツールにとって2020年は節目の一つになったようです。

 

それでは、各ツールの特徴を比較していきましょう。

機能の違い

早速、Google WorkspaceとMicrosoft 365の機能表をご覧ください。

 

            Google Workspace Microsoft 365
ビジネスメール Gmail(ビジネス向け) Exchange Online
ビジネスチャット Google Chat Microsoft Teams
ウェブミーティング Google Meet Skype for Business、Microsoft Teams
タスク管理 Googleカレンダー、ToDoリスト Microsoft Lists、Microsoft Teams、Outlook
ファイル共有 Googleドライブ One Drive for Business、SharePoint Online
文書作成 Googleドキュメント Word、Word Online
表計算 Googleスプレッドシート Excel、Excel Online
プレゼン資料 Googleスライド PowerPoint、PowerPoint Online
アンケート作成 Googleフォーム Microsoft Forms
サイト作成 Googleサイト SharePoint Online
アイディアメモ Googleキープ Microsoft OneNote、Outlook
カスタムアプリ Apps Script Microsoft Power App
全文検索 Cloud Search QuickSolution
セキュリティ機能 管理コンソール
エンドポイント管理
Vault(データ保持、アーカイブ)
Microsoft Defender(ウイルス対策)
Intune(端末の紛失・盗難対策)
Information Rights Management(情報制御)
Windows Defender Exploit Guard(Windows 10セキュリティ)
Exchange Online Archiving(メールの無制限アーカイブ)
その他の機能 Jamboard(デジタルホワイトボード) Microsoft Booking(予約管理)

ご覧のように、Google Workspaceはシンプル、Microsoft 365が同じアプリケーションで複数の機能を備えているので良く言えば柔軟、悪く言えば複雑です。

料金の違い

では、Google WorkspaceとMicrosoft 365の料金を確認してみましょう。

 

            Google Workspace Microsoft 365
月額費用(消費税抜き)/1ユーザー スターター :680円
スタンダード:1,360円
プラス   :2,040円
ベーシック :540円
スタンダード:1,360円
プレミアム :2,180円
初期費用 0円 0円

料金形態に大きな違いはありませんが、最安値プランが140円差もあるので100ユーザーで利用するなら月間1万4,000円の違いが生じます。ただし、Google Workspaceは最安値でもフル機能が使えます。

 

Microsoft 365の最安値プランで使えるのはMicrosoft Teams(チャットツール)、Exchange Online(メールツール)、OneDrive for Business(ファイル共有ツール)、SharePoint Online(サイト作成ツール)とウェブ版のOfficeに限定されているので、表面上の料金だけでは決まらない部分があります。

歴史の違い

Google×Microsoft歴史の違い

Google Workspaceは元々、Googleの無料ウェブサービスから始まってビジネス向けに提供されてきた経緯があります。一方、Microsoft 365はデスクトップ・サーバー向け製品をオンライン化したという経緯があります。

 

2つのコラボレーションツールを試してみると、この歴史の違いが色濃く反映されていることに気づきます。

 

Google Workspaceはとことんウェブサービスとして利便性を追求してきたので、ユーザーインターフェース(操作画面)が極めてシンプルです。なので、単純な使い易さで比較すれば勝者はGoogle Workspaceでしょう。

 

一方で、Microsoft 365はビジネスアプリケーションとしての柔軟性・汎用性を追求してきたので、異なるアプリでも同じ機能を備えていたり、高度な機能を備えていたりします。このため、部門毎の業務プロセスに合わせたコミュニケーション基盤を作るのならMicrosoft 365の方が適任だと言えます。

 

【補足】Microsoft Teamsで部門毎のコミュニケーション基盤を作る

とりわけMicrosoft Teamsの活用方法が鍵になります。Microsoft Teamsは単なるチャットツールではなく、Microsoft 365で提供される各種ツールの「ハブ的存在」です。以前は各種ツールを使用するにあたり、それぞれの専用画面で操作する必要がありました。

 

Microsoft Teamsは各種ツールの主要機能を自由に追加し、独自にカスタマイズする機能があります。色々な専用画面を行き来せずにMicrosoft 365全体のツールを使用できるというわけです。従って、部門毎の業務プロセスに合わせたコミュニケーション基盤を作る場合は、部門毎に特化したMicrosoft Teamsのカスタイズ方法を考えましょう。

まとめ

3つの視点から二大コラボレーションツールを比較すると、その違いが浮き彫りになりますね。下記にGoogle WorkspaceとMicrosoft 365の特徴をおさらいしておきます。

 

皆さんならどちらを利用しますか?導入する際は、2つのコラボレーションツールを試してみてから自社にマッチした方を選んでください。

Google Workspaceの特徴

  • 機能がシンプルで万人に対する使いやすさがある
  • 最安値料金はMicrosoft 365より140円高いがフル機能が使える
  • 最初からウェブサービスなので操作性が高い

Microsoft 365の特徴

  • 色々なビジネスツールをウェブ化しているので柔軟性が高い
  • 部門間の業務プロセスに合わせたコミュニケーション基盤が作れる
  • Microsoft Teamsで部門・個人ごとにカスタマイズできる

 

 

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