ジュエリーを選ぶ時は、どんなことを基準に選びますか?「好きなデザイン」であるのはもちろん大切ですね。ただ、「好きなデザイン=似合うデザイン」なら理想的ですが、着けてみたらあまり似合わなかった…ということもあるのではないでしょうか。
似合うジュエリーを選ぶには、まず、自分のタイプを知ることが大事です。
肌の色と素材の色を合わせたり、目の錯覚とも言われる「錯視効果」を狙って選ぶことで、お悩みをカバーすることもできます。今回は、欠点をカバーし、美しく見せるためのイヤリング・ピアスの選び方をご紹介します。
肌の色に合わせた素材の選び方
肌の色に合う貴金属の素材を見つけましょう。最近では、肌や瞳の色をベースにした「パーソナルカラー診断」の流行で、「ブルベ」「イエベ」という言葉を聞くことがありますね。
顔の近くに来るイヤリング・ピアスの色が肌の色に合っていると、肌が美しく見え、本来の魅力を引き出してくれます。それぞれのベースカラーにはどんな貴金属が合うでしょうか?
イエベ(イエローベース)
黄みを含んだ温かい印象を持つ「イエベ」の人は、「イエローゴールド」と「ピンクゴールド」が似合います。もともとゴールドは日本人の肌の色に似合うと言われていますが、イエベの人が身に着けると、より華やかで健康的な印象になります。
「キラキラしたイエローゴールドが苦手」という人には、肌馴染みの良いピンクゴールドがおすすめです。控えめな輝きが、可愛らしい印象になります。
ブルベ(ブルーベース)
青みを含んだクールな印象を持つ「ブルベ」の人は、「プラチナ」「ホワイトゴールド」などの、シルバー色の貴金属が似合います。より色白に見え、肌の透明感を引き出してくれるのが、シルバー色のジュエリーです。
シルバー色の貴金属は、清楚で上品、ときにクールな印象に見せてくれます。華奢なデザインを選べば可愛らしく、シンプルなデザインを選べば都会的で洗練された印象になります。
顔型に合わせた選び方
イヤリング・ピアスは、デザインによって顔の印象を大きく左右します。似合うデザインのイヤリング・ピアスを選ぶことで、輪郭の気になる部分をカバーすることが可能です。
「小顔に見せたい」という人も、顔型に合ったデザインを選んでみましょう。イヤリング・ピアスで耳元に視線を集め、気になる部分をカモフラージュすることができます。
丸顔
丸顔に合うイヤリング・ピアスは、縦に長いデザインです。直線的なデザインが、顔の丸みを補正してくれます。縦ラインを強調するような、揺れるタイプもおすすめです。
面長
面長の人に似合うのは、ボリュームのあるデザインです。縦長よりも横長、直線的より丸みのあるモチーフ、揺れるタイプより耳たぶに直着けするタイプがベターです。
卵型
卵型は、いちばんバランスが取れている顔型なので、どんなデザインでも似合います。小顔効果を狙うなら、大ぶりなデザインで直着けするタイプがおすすめです。
四角(ベース型)
エラが張っているのが気になるという人は、丸みのあるモチーフでカバーしましょう。大ぶりなモチーフやフープタイプ、耳たぶぐらいの大きさの石を直着けすると、フェイスラインが目立たなくなります。
逆三角形
シャープな印象を与える逆三角形型の人には、やわらかい雰囲気のデザインがおすすめです。ドロップ型のデザインや、下に向かって広がるタッセルタイプなどが似合います。
髪型に合わせた選び方
髪型に合わせてイヤリング・ピアスを選ぶことでさらに魅力をアップすることができます。ヘアスタイル別に似合うイヤリング・ピアスをご紹介します。
ショートヘア
ショートヘアはフェイスラインが出ているので、どんなデザインのイヤリング・ピアスでも似合います。すっきりとした印象だからこそ、大ぶりのモチーフや目立つデザインがおすすめです。シンプルなものも似合いますが、無難な印象に。大ぶりのモチーフは顔に華やかさを与えます。
ミディアム
ミディアムヘアと相性がいいのは、揺れるタイプやフープタイプです。髪に隠れていても、イヤリング・ピアスに動きがあると目を引きます。
ロングヘア
まとめ髪には、ショートヘアと同じような大ぶりのモチーフがおすすめです。髪をおろしている時は、ミディアムヘアと同様に、動きのあるデザインがよく似合います。
TPOに合わせた選び方
最後に、似合わせとは別軸になりますが大切なポイントである「TPOに合わせた選び方」をお伝えします。シーンにふさわしいか?ということも考慮してジュエリーを選びましょう。
ビジネスシーン
「ビジネスシーンでのジュエリー着用はOKか?」というと、職業や会社によって違います。派手なものや揺れるタイプはNGという職業もあります。迷う時には、揺れのない小ぶりなデザインや、シンプルな一粒石のデザインなどで、耳にぴったりとフィットするものがおすすめです。
フォーマルな場面
結婚式や華やかなパーティを除く、冠婚葬祭や子どもの学校行事などのジュエリーは、なるべくシンプルに。上品な、ダイヤモンドやパールを一粒あしらったものなどが重宝します。
関連記事:冠婚葬祭とジュエリー フォーマルな場でのジュエリーのルールとは?
終わりに
パーソナルカラー別、顔型や髪型別、TPOに合わせたイヤリング・ピアスの選び方についてご紹介してまいりました。「これが好き!」というインスピレーションで選ぶのも楽しいのですが、迷った時には似合うタイプのジュエリーを。この記事がジュエリー選びのヒントになれば幸いです。
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