ジュエリーを買ってみても、「どうやってコーディネートしたらいいの?」「いくつぐらい着けていいの?」などと疑問が湧いてくることはありませんか?ジュエリー選びに決まりはないので、自由に自分らしくジュエリーを楽しむことが大切です。品良く自分らしさを表現するためにジュエリーをどう選ぶか?
前編・後編と2回にわたってジュエリーコーディネートのポイントをお伝えします。前編では、「ジュエリーの選び方」についてご紹介します。基本を押さえてジュエリーを着けこなしましょう。
後編記事:押さえておきたいジュエリーコーディネート<宝石編>
ジュエリーコーディネートの3つのポイント
「ジュエリーコーディネートといっても何から始めたらいいのかわからない」という方もおられるのではないかと思います。ポイントは次の3つです。
1. 洋服や小物と合わせてトータルコーディネートする
2. イメージテーマを決める
3. ネックレス、イヤリング・ピアス、リングの順番に選ぶとまとまりやすい。ブローチをつけるなら最後の仕上げに。
どのように選ぶかは次からの項目でご説明します。
イメージテーマの考え方
ジュエリーを選ぶときは、まず季節やシーン、役割に合わせて「どんなイメージの自分を演出するか」を考えて選びます。
季 節
季節に合ったデザイン、モチーフ、宝石
シーン
冠婚葬祭、式典、パーティ、ビジネス、食事会、旅行、スポーツ、レジャー、学校行事、保護者会等
役 割
主役、主催者、代表者、主賓、参列者、パートナー、スタッフ、客、講師、保護者等
イメージ
エレガント、クール、スポーティ、清楚、知的、親しみやすさ等
主役と脇役を決める
ジュエリーの主役・脇役を決めます。存在感のあるジュエリー、ボリュームや個性があるジュエリーを主役に選びましょう。脇役となるジュエリーは、主役を引き立てて邪魔にならないものを選びます。
ある程度決まったらジュエリーを身に着けてみてます。全身が映る鏡の前で洋服、バッグなどと合うか、バランスをチェックしてみましょう。鏡を見ながらジュエリーを着けたり外したりしているうちに、自分の気持ちが落ち着くポイントがわかってくると思います。迷う時はたくさん身に着けてみて「引き算」をしましょう。
アイテム別コーディネートのポイント
コーディネート上手になるために、自分の体型と特徴を知りましょう。長所を引き立て、短所はカバーするか強みに変えるような見せ方をする工夫をすると、全体のバランスも良くなります。
ネックレス
同じものでも着ける人によってまったく印象が変わってくるのがネックレスです。体型とのバランスが大事で、似合うか似合わないかは首の長さや肩の形で決まります。全身が映る鏡の前で次のことをチェックしましょう。
肌の色
ゴールド、シルバーのどちらが似合うか?
顔の形
顔の輪郭とのバランスが良いか?
首の長さ、太さ
首筋が美しく見えるか?
鎖骨、肩幅、胸
鎖骨の位置を中心にネックレスが美しく見える位置を押さえる
服の色、襟の開き、シルエット
全身をトータルで見て服装に合っているか?
関連記事:ネックレスの選び方 あなたに似合うジュエリーでもっと美しく
イヤリング・ピアス
イヤリング・ピアスは顔の近くにあるので第一印象を左右する大切なアイテムです。顔を明るく見せる効果があり、顔の形によって似合うデザインは異なります。似合うデザインのものを選ぶと欠点が目立たなくなり、似合わないもの選んでしまうと目立たせたくない部分が強調されてしまいます。鏡で見て顔全体のバランスの良いものを選びましょう。
関連記事:イヤリング・ピアスの選び方 欠点をカバーし美しく見せる
リング
リングは人の目に留まるので、その人のイメージと重なりやすいアイテムです。身に着けることで手元が華やかになります。手や指に自信がないという方も、リングを着けると視線がリングに行きやすいので、ぜひ挑戦してみてください。
リングは両手でトータル2~3本までがおしゃれな印象になり、着ける指によって印象が変わってきます。
親 指
メンズっぽいイメージになります。個性を出したい方に。
人差し指
クールなイメージになるので、こなれ感を出したい時に。ボリュームのあるデザインの方がバランスが良くなります。
中 指
おしゃれなイメージになるので、個性的なものやボリュームのあるリングがおすすめです。
薬 指
正統派できちんとした印象になります。カジュアルからフォーマルまでどんなデザインでもよく合います。
小 指
スタイリッシュなイメージでインパクトを与えます。エタニティリングやピンキーリング、アシンメトリーなデザインがぴったりです。
関連記事:ファッションリングの選び方 似合う指輪で手元を美しく演出しよう
ブローチ
ブローチを身に着けるのに大切なポイントは、デザインと着ける位置です。ブローチのデザインやカラーが洋服と合っているか、着ける位置は上すぎたり下すぎたりしないか。鏡を見て一番落ち着く位置を探して留めましょう。
関連記事:ブローチの魅力と着け方 ポイントを押さえてコーデを華やかに
終わりに
ジュエリーを着けこなすには時間的なゆとりが必要です。洋服を着てお化粧を済ませて、鏡の前で手持ちのジュエリーをあれこれ着けては外し、今の自分の気持ちにぴったりなジュエリーを見つけます。
将来的に「なりたい自分」をイメージして、新しいジュエリーをお迎えするのも素敵ですね。自由な発想でジュエリーコーディネートを楽しんでください。
後編では「宝石別コーディネート」についてお伝えします。
後編記事:押さえておきたいジュエリーコーディネート<宝石編>
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