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メレダイヤは循環する!使われ方、仕分け方、買取後の行方まで

2025.01.29 2025.01.28

メレダイヤは循環する!使われ方、仕分け方、買取後の行方まで

ダイヤモンドといえば無色透明で強い輝きを放つ宝石の王様です。大きいサイズのダイヤモンドは婚約指輪にも使われており、その美しさに心奪われる人も多いのではないでしょうか。大きいサイズのものが注目されがちですが、小さなダイヤ「メレダイヤ」も実はとても美しいのですよ。ジュエリーショップに立ち寄ると、小さくて可愛らしいメレダイヤを使ったジュエリーがたくさん並んでいるのを見かけます。

メレダイヤの魅力と使われ方、そして意外と知られていない、買取されたメレダイヤの行方や活用方法など詳しくまとめていきます。

 

メレダイヤとは?

メレダイヤとは0.2ct以下のダイヤモンドのこと!

メレダイヤモンドとは小粒のダイヤモンドのことで、0.2ct以下のダイヤモンドを指します。フランス語の「ごちゃごちゃ」が語源で、もともと不揃いな小粒ダイヤモンドが集まった状態のことを表していたそうですよ。一つ一つの輝きは小さいですが、たくさん集まることでスパンコールのような華やかな輝きが生まれます。ジュエリーを作成するのに欠かせない宝石です。

 

メレダイヤはどのように使われる?

メレダイヤはどのように使われる?

メレダイヤは様々なジュエリーに使われており、脇役としても主役としても活躍します。大きさ、形、数、デザインによって華やかにもシンプルにもなるオールマイティな素材なのですよ。

 

メインストーンの周りに取りまく

メレダイヤはどのように使われる?メインストーンの周りに取りまく

メインストーンを囲うようにセッティングしたものを取り巻きと呼びます。センターストーンを目立たせ美しさと高級感を引き出す効果があり、パーティなどの華やかな席にもぴったりですよ。メレダイヤのサイズや留め方によってエレガントにもキュートにもなります。

 

パヴェセッティング

メレダイヤはどのように使われる?パヴェセッティング

石畳のようにメレダイヤを隙間なく並べるデザインをパヴェセッティングといいます。小さな輝きが連なり、ジュエリー全体が輝いて見えます。メレダイヤの美しさを存分に楽しめるデザインです。

全てのメレダイヤの品質と色を揃えなければならならず、メレダイヤのセレクトが物を言うセッティングだと言えるでしょう。1ピースでも色味や品質が異なるとそこが悪目立ちしたり、全体が均一の輝きを放たなくなるため、ダイヤモンドをセレクトする技術が必要になります。

 

ワンポイント

メレダイヤはどのように使われる?ワンポイント

結婚指輪など日常使いする指輪には、メレダイヤをワンポイントで入れることもあります。小さなメレダイヤは高さがないため、引っ掛かりのないデザインにしやすく、家事・育児などをする時にも気になりません。

 

メレダイヤは買取してもらえる?

買取に出したメレダイヤモンドは買い取ってもらえる?

メレダイヤモンドは買取ショップに出した時に買い取ってもらえるのでしょうか?

メレダイヤモンドがメインのジュエリーを買取に出す場合は、需要があるデザインかどうかがポイントとなります。ジュエリーのデザインが良く十分売れる見込みがあれば、そのまま新品仕上げをして中古市場に流れます。買取専門店によっては素材代にデザイン代をプラスして買取金額を上げてくれるところもあります。

逆にデザインが古かったり、中古市場で販売が難しいと判断した場合は、溶かして(製錬して)地金とメレダイヤに分けて次に新しいジュエリーを作成する際の材料として使われます。その場合、メレダイヤに買取価格が付くことは少ないでしょう。というのも、メレダイヤを外し製錬する作業代がかかってしまうため、買取金額をつけるのが難しくなってしまうのです。

 

メレダイヤはこうやって仕分けられる!

メレダイヤモンドは通常のダイヤモンドのグレーディング「4C」とは若干違う分け方をします。中々見る事のできないメレダイヤの仕分け方法について、詳しくご紹介しましょう。

 

グレードによって分ける

メレダイヤをグレードで仕分ける

  • AA:婚約指輪についているような綺麗さ
  • A:十分透明度が高く、輝きがある
  • BB:ちょっとした傷が確認できる
  • B:やや黄みがかっている
  • ブラウン・その他

メレダイヤモンドのグレードを色や傷によって分けていきます。一般的な基準は上記の5つです。品質がよくなりサイズが大きくなると価格も高くなります。逆に内包物が多く氷砂糖のような状態だと価格は下がります。

 

ふるいにかけてサイズを揃える

メレダイヤのサイズの揃え方

たくさんのメレダイヤは「ダイヤふるい」と呼ばれる専門の道具を使いサイズごとに分けます。一度で300ピースほどをふるいにかけることが出来る便利アイテムで、一気にサイズを揃えていきます。

プレートに穴があいており、そこにメレダイヤを乗せてふるいにかけると小さいサイズのものが下に落ちます。これを利用すると必要なサイズをピンポイントで揃えることが出来るのですよ。

 

仕分けた後のメレダイヤはどうなる?

1ミリ以下の宝石であってもダイヤモンドは大切な資源です。仕分けられたメレダイヤはそのまま売ったり再利用します。詳しくみていきましょう。

 

まとめて売る

仕分けたメレダイヤの行方_まとめて業者に売る

業者間ではメレダイヤは1ピースずつではなくまとめて売買(ロット売り)するのが一般的です。その際、ピース数があまりに多いため個数のカウントはせず、総重量(ct)を記します。国内だけでなく海外から来たバイヤーに売る場合もありますよ。

販売する際は「DA/A/Φ1.2mm/9ct」などのように表記して売ります。これは「ダイヤモンド、クラリティA、サイズ直径(Φ)1.2ミリ、総重量9カラット」を意味します。直径1.2ミリのダイヤモンドは目安として0.009ctですから9ctの場合、おおよそ1000ピースほどになります。

 

再利用する

仕分けたメレダイヤの行方_新しい製品に再利用する

宝石は希少性・強度が高いものが多く、使い捨てせずに何度も再利用されます。特にダイヤモンドは鉱物の中で最も硬いモース硬度10で、劣化することもほとんどありません。仕分けたメレダイヤは新しい製品にセッティングされリユースされます。

関連記事:ハイブランドも取り入れる「リサイクルジュエリー」とは?

 

まとめ

メレダイヤモンドの魅力と買取・買取後の活用方法について解説しました。ジュエリーには欠かせないメレダイヤモンドは、小さいながらランクも存在しており、それによってジュエリーのクオリティが決まります。特別なジュエリーを手に入れるなら、ぜひメレダイヤモンドの品質にもこだわってみてくださいね。

 

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