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赤色系の宝石はルビー?サファイア?石名が決まると価値は大きく変わる!

2025.12.24 2025.12.24

赤色系の宝石はルビー?サファイア?石名が決まると価値は大きく変わる!

赤っぽいような、ピンクのような——。
宝石を見て「これはルビーなのか、それともサファイアなのか」と迷ったことはありませんか。

実はこの“赤色系”の色味は宝石業界でも判断が難しい領域で、プロでもすぐに宝石名が特定できない場合があります。そして重要なのが、石名が変わるだけで宝石の評価や価格が大きく変わるという事実です。この記事では、

  • なぜ赤色系の宝石は判別が難しいのか
  • 石名が確定すると、なぜ価値が変わるのか

といったポイントを分かりやすく解説します。「鑑別書がなくて不安」「売るなら損はしたくない」そんな方は、ぜひ最後までお読みください。

 

ルビーとサファイアの違いを“やさしく”整理する

この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。

  • ルビーとサファイアはどちらも同じ石
  • 色の違いはほんのわずかな不純物

ルビーとサファイアは、見た目や名前の印象から「まったく別の宝石」と思われがちです。しかし実際には、成り立ちや性質を整理していくとその違いは想像以上に繊細であることが分かります。この章では、専門知識がない方でも理解できるよう、まず土台となる考え方を丁寧に整理していきます。

 

ルビーとサファイアはどちらも同じ石

ルビーとサファイアはどちらも同じ石

ルビーとサファイアは名前も色も異なるため別の宝石だと思われがちですが、実はどちらも「コランダム」という同じ鉱物です。化学的な組成は同じで、宝石としての硬さや耐久性といった基本的な性質に違いはありません。

それにもかかわらず名前が分かれる理由は、宝石の世界では「色によって呼び名を変える」という独特のルールがあるためです。赤色系と判断されたものだけがルビー、それ以外の色はすべてサファイアと分類されます。この区分は一見シンプルに見えますが実際はとても曖昧です。

 

色の違いはほんのわずかな不純物

色の違いはほんのわずかな不純物

ルビーとサファイアの色の違いは、結晶の中に含まれるごく微量の不純物によって生まれます。主に影響するのは金属元素で代表的なものはクロム・鉄・チタンなどです。どの種類の元素がどの程度含まれるかによって赤・ピンク・紫・青といった色合いの差が現れます。

たとえばクロムが多く含まれると赤色が強まり、ルビーとして分類されやすくなります。一方、鉄やチタンの影響が強いとピンクや紫寄りの色調となり、サファイアとして扱われるケースが一般的です。ただしこの差は数値で明確に線引きできるものではありません。

そのため見た目が非常によく似た石でも、含有成分のわずかな違いによって名称が分かれることがあります。

 

関連記事:宝石の色はどう決まる?宝石の「色」の科学

 

ルビーとサファイアの判別はプロでも難しい!

ルビーとサファイアの判別はプロでも難しい!

同じ赤色系の宝石を見て「これは赤だからルビー」と思う人もいれば「これはピンクっぽいからサファイア」と思う人もいるでしょう。この曖昧な色の差をプロはどう判別するのでしょうか?

実は「ルビーかサファイアかの判断はプロでも難しい」というのが答えです。なぜならルビーとサファイアの明確な線引きは存在せず、国ごとの考え方や価値観、そして鑑別する人の主観によって鑑別されるからです。

鑑別機関では色相・明度・彩度といった要素を総合的に評価して石名を判断しますが、その基準や考え方は鑑別機関ごとに異なります。例えば色を比較するための基準石(マスターストーン)を用いる機関もあれば、科学的データを重視する機関もあります。そのため同じ宝石であっても、鑑別機関や鑑別する人によって判断が分かれることがあるのです。

「ルビーかサファイアか?それは立場がセラーかバイヤーなのかによる」という業界内のジョークがあるほど、この領域は曖昧です。

 

同じ石なのに、なぜルビーのほうが高評価なのか?

同じ石なのに、なぜルビーのほうが高評価なのか?

同じコランダムであっても、ルビーとサファイアでは市場での評価に明確な差があります。結論から言うと、一般的により価値が高いのはルビーです。これは好みやイメージの問題ではなく、流通量や歴史的背景を含めた市場構造によるものです。

ルビーは一定以上の赤色を示す石だけが名乗れる宝石です。しかし良質な赤色を持つ結晶は産出量が極めて少なく、天然で条件を満たすものは限られます。その希少性が価格に強く反映されサファイア系よりも高く評価されるのです。

一方でピンクサファイアやパープルサファイアは美しさに優劣があるわけではありませんが、流通量が比較的多いため市場価格はルビーほど高騰しにくい傾向にあります。その結果、同じような色味・品質であっても石名が「ルビー」と確定するかどうかで評価に大きな差が生まれるのです。

 

関連記事:価格が違うのはなぜ?似ている宝石の価値の違い

 

石名が曖昧だと評価されない理由

宝石を評価する上で重要なのは「宝石名」と「それを証明するもの(鑑別書・ソーティングなど)」です。宝石名が分からなかったり曖昧な状態では、たとえ色や状態が良くても高く評価されることはありません。

なぜなら、【ルビーの色味だけれど断言はできない・証明できない=ピンクサファイアの可能性もある】からです。前述した通りルビーとサファイアでは価値の差があるため、サファイアの可能性があるならルビーとしては評価しないということになります。

赤色系の宝石の場合、石名が確定していない状態では「石名不明」や「サファイア扱い」となり、本来ルビーとして評価される可能性があってもその価値は反映されません。石名を明確にすることは、正しい価値を知るための前提条件と言えるでしょう。

※鑑別機関が発行する簡易鑑別のこと。小袋に鑑別結果を記したメモが貼付されている。

 

赤色系の宝石は買取店だと安く買い取られる?

赤紫系の宝石は買取店だと安く買い取られる?

一般的な買取店では、その場で査定額を提示するケースがほとんどです。その場で完結するのは手軽で分かりやすい反面、赤色系の宝石にとっては不利に働くことがあります。なぜなら宝石名の特定に時間をかけられないからです。

色味が微妙な宝石は鑑別機関での確認が必須ですが、その場査定ではそれができません。その結果ルビーの可能性があっても「石名不明」として査定されます。

ルビーとして高値で買い取った後、鑑別でピンクサファイアと判定されれば、その差額は業者の損失になります。そのため、石名が分からない宝石を査定する場合は「確実に損をしない価格」を基準にして評価されるのです。

この判断は決して悪意によるものではなく、即時査定という仕組み上避けられない対応と言えます。ただしその結果として、ルビーとして評価される可能性を持つ石でも、サファイア扱いで価格が決まることがある点は知っておきましょう。

 

関連記事:宝石買取で不安になるのは当然!損しないための唯一の判断基準とは?

 

未来宝飾なら赤色系の宝石が高く売れるワケ

未来宝飾なら赤紫系の宝石が高く売れるワケ

一般的な買取店では赤色系の宝石が「石名不明」のまま査定され、本来の評価に届かないケースが多いことをお伝えしました。では、未来宝飾の「ジュエリーオークション買取」の場合はどうでしょうか?

 

①オークション形式だから価格が伸びる

未来宝飾の「ジュエリーオークション買取」は、お客様からお預かりした商品をオークションへ出品し、落札価格で買い取りするサービスです。複数のバイヤーが競り合うオークション形式なので、より高値での売却が期待できます。

オークションでは、競り合いによってバイヤー同士が互いに価格を押し上げることも珍しくありません。需要が高い宝石であればあるほど、複数の業者が「自分が仕入れたい」という意思を示し、結果として想定以上の落札額になるのです。

 

②無料で鑑別機関のソーティングを手配

赤色系の宝石を正しく評価するために欠かせないのが「宝石名」と「それを証明するもの(鑑別書・ソーティングなど)」です。未来宝飾ではルビーかサファイアか判断が難しい宝石については、オークション出品前に無料でソーティングを取得します。ソーティングの手配はすべて未来宝飾が行うため、事前に宝石名や鑑別書の手配方法について調べる必要はありません。

正式にルビーと鑑別された宝石はソーティングを添えてオークションに出品されます。バイヤーは本来の価値で入札することができるため、複数入札が入り競り合いが起こりやすくなるのです。

※鑑別機関が発行する簡易鑑別のこと。小袋に鑑別結果を記したメモが貼付されている。

 

まとめ

  • ルビーとサファイアは同じ「コランダム」という鉱物で色によって呼び名が分かれる
  • 赤色系と判断されたものだけがルビー、それ以外の色はすべてサファイアと分類される
  • ルビーとサファイアの明確な線引きはないためプロでも判断が難しい
  • ルビーは産出量が少なくサファイアより高く評価される
  • 色が赤でも石名が確定していない・証明できないと「ルビー」として評価されることは無い

赤色系の宝石は見た目だけでは価値を判断できません。ルビーかサファイアかを明確にし、適切な市場に出すことではじめて本来の評価が見えてきます。もしお手元の宝石に少しでも可能性を感じたなら、急いで手放す前に価値を正しく引き出す選択肢を検討してみてください。

 

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真珠を高く、安心して売りたい方は、未来宝飾MARKETの「ジュエリーオークション買取」にお任せ下さい。お送りいただいた商品を、お客様に代わってオークションへ出品します。送った後はお家で落札結果を待つだけ!
複数のバイヤーが競り合う「オークション形式」なので、より高値での売却が期待できます。色々な買取サービスを比較して、一番高い値段をつけるお店を探す必要はありません!

 

「ジュエリーオークション買取」のメリット

  • 複数の業者が競り合うから価格が伸びる
  • 相場が分からなくても買い叩かれない
  • フリマアプリと違って出品・価格交渉のわずらわしさが無い
  • 「希望落札価格」を設定できる

3つの安心ポイント

  • 鑑別書が無くても必要に応じて無料手配
  • 査定・返品送料・キャンセル料0円
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