ネックレスを選ぶときに、チェーンにこだわっていますか？ネックレスを選ぶときは、ペンダントトップのデザインや石の大きさで選ぶことが多いかもしれませんね。しかし、チェーンにも様々なデザインがあり、チェーンひとつでコーディネートの印象が変化します。普段何気なく使っているチェーンに着目してみましょう。
本記事では代表的なネックレスのチェーンをご紹介します。「こんな方におすすめ」というポイントを記載しているので、チェーン選びの参考にしてくださいね。
ネックレスの印象を左右するチェーン
チェーンはネックレスの付属品のように感じられるかもしれませんが、チェーンのデザイン、素材などによって与える印象がガラッと変わります。お手持ちのネックレスもチェーンを変えるだけで違った雰囲気が楽しめますよ。チェーンにこだわってネックレスを選んでみませんか？もちろん、チェーンだけで楽しむこともできます。
それぞれのチェーンの特徴やおすすめポイントをお伝えします。
あずきチェーン
小豆のような形の輪が連なる「あずきチェーン」は、最もベーシックなチェーンです。円形の輪を交互に90度ずつ回転させて繋いだ構造になっています。別名、ケーブルチェーン。
動きが滑らかで比較的強度が高いので、一般的なネックレスに使われています。楕円形、四角形、大きさの異なる輪の組み合わせなど様々なデザインがあります。
印象
軽やか
キラキラ
輪の正面と側面が交互に見えるので、適度な空間が生まれ軽やかな印象です。輪の可動域が広いので動きが滑らかで、輪が一方向を向いていないため反射した光が美しく煌めきます。細いチェーンなら華奢な雰囲気に、太いチェーンなら存在感があり、スタイリッシュに見えます。
こんな方におすすめ
ネックレスをさりげなく着けこなしたい方
上品にもカジュアルにもオールマイティに使いたい方
カジュアルにも使えて適度な抜け感があるので、チェーンをさりげなく身に着けたい方におすすめです。主張が強くないので、ペンダントトップを目立たせたい時にも使えます。
喜平チェーン
丸い輪を90度ひねり、同じ方向を向いて連なった構造をしている喜平チェーンは、滑らかで存在感のあるチェーンです。細い喜平チェーンはペンダントトップを通したネックレスの代表的な存在。太い喜平チェーンは、チェーンを主役としたネックレスになります。
喜平チェーンは密度が高い分強度が強く、比較的切れにくいチェーンです。
印象
存在感がある
滑らか
基本的なネックレスからボリューミーでハードな印象のチェーンまで、太さによって印象が変わります。すべての輪が正面を向いているので、あずきチェーンに比べるとギュッと密度が高くなります。
こんな方におすすめ
ネックレスを上品に着けこなしたい方
重ね着けを楽しみたい方
チェーンを単体で着けたい方
喜平チェーンはネックレス単体でも楽しむことができます。細い喜平チェーンはシンプルで上品に見えるので、重ね着けを楽しみたい方にもおすすめです。一本だと華奢な印象、重ね着けをするとエレガントな印象になります。
輪の面にカットを施したものもあり、2面、4面、6面などデザイン展開が豊富です。
ボールチェーン
穴の開いたボールを筒状のパーツでつなげた構造になっています。キーホルダーのチェーンとしてもよく使われていますね。比較的強度は低いので、強い力をかけたり重量感のあるペンダントトップを使うことは控えた方が良いでしょう。ボールの表面にカットを施したボールチェーンもあり、より輝きが増します。
印象
カジュアル
可愛らしい
キラキラ
丸いフォルムが柔らかく優しい印象で、カジュアルなイメージを与えます。人の動きに合わせてキラキラ輝きます。
こんな方におすすめ
カジュアルなファッションに合わせたい方
球体ならではの可愛らしさがあり、ネックレスをカジュアルに着けたい方におすすめです。
スクリューチェーン
ひねった楕円形の輪がらせん状に連なった構造をしたスクリューチェーンは、繊細できらびやかな存在感のあるチェーンです。別名ローリングチェーン、ツイストチェーンとも呼ばれています。
構造も繊細で、強い負荷をかけるとチェーンが切れてしまうので取り扱いには注意が必要です。
印象
繊細
華やか
柔らかい
レースのような繊細さと華やかな印象があります。光を反射する面が多いので、ネックレスが揺れるたびに光を集めて煌めきます。同じ太さの別のチェーンと比べても華やかに見えます。
こんな方におすすめ
チェーン単体で使いたい方
華やかな印象に見せたい方
着け心地に敏感な方
単体で着けても存在感があります。チェーン全体が柔らかな質感になっているので、肌触りが良く着け心地が良いです。スクリューチェーンと合わせるペンダントトップは、大きめのものの方がバランスが良くなります。
ベネチアンチェーン
ボックス型のパーツを縦と横で連ねた構造になっているベネチアンチェーンは、「ボックスチェーン」とも呼ばれています。光が当たる面積が大きく、途切れのない綺麗な反射を作ります。平らで引っ掛かりがないので絡まりにくく、絡まってしまってもほどきやすいです。密度が高いので、強度と重みがあります。
ベネチアンチェーンには4面タイプと8面タイプがあります。4面タイプは箱状、8面タイプは4面のエッジを面取りした形になっていて、8面タイプの方が丸みを帯びていて柔らかな印象です。
印象
スタイリッシュ
高級感がある
光の反射が直線的でシルエットがスタイリッシュな印象です。他のチェーンに比べて密度が高く重量があるので高級感があります。
こんな方におすすめ
上品に見せたい方
フォーマルにもカジュアルにも使いたい方
モチーフを目立たせたいとき
シャツやスーツと合わせるとエレガントさが引き立ち、フォーマルにもカジュアルにも使えます。チェーンだけでも美しいのですが、ダイヤモンドや色石との相性も抜群で、上品な大人のファッションにぴったりです。細めのベネチアンチェーンは、ペンダントトップのモチーフを引き立たせてくれます。
チェーンのパーツとカスタムパーツ
チェーンを身に着ける上であると便利なパーツや、プラスすることで個性を出せるパーツがあります。どのパーツも単体で購入でき、自分で取り付けることができますよ。
引き輪とプレート
チェーンの留め具です。つまみのついた丸い輪を「引き輪」、穴の開いた板状のものを「プレート」といいます。引き輪のつまみをスライドさせると、ばねの力で開閉します。「K18」などの刻印はプレートにされることが多いです。
ネックレスの着脱を簡単にするための、マグネットタイプの留め具もあります。マグネットタイプは数秒で簡単に着けられるので、忙しい時にパッと着けたいという方、ネイルをしている方、肩に負担をかけずに装着したい方、高齢の方、留め具が付けにくいネックレスなどにおすすめです。
アジャスター
チェーンの長さを調節するためのパーツです。引き輪から数センチのところにある少し大きめの丸カン「アジャスターカン」に引き輪を通すことで、アジャスターの長さの分だけチェーンを短くすることができます。
ボールをスライドさせる、スライド式のアジャスターもあります。洋服の襟の形に合わせてチェーンの長さを変えたいときなどに便利ですね。
エンドパーツ
アジャスターの先に付いているパーツです。元々付いていないものもありますが、好みでカスタマイズできます。星・ハート・クロス・しずく型など、モチーフのデザインを選ぶこともできるので、個性が出せますね。
終わりに
同じネックレスやペンダントでもチェーンを変えるだけで印象が変わります。しばらく使っていないネックレスがあれば、チェーンを替えてよみがえらせてみませんか？新しい発見があり、おしゃれの幅が広がるかもしれませんよ。
新しいネックレスを購入するときは、チェーンのデザインにも注目してみてくださいね。
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