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秋に身に着けたい“くすみカラー”の宝石8選

2023.09.13 2024.09.18

秋に身に着けたい“くすみカラー”の宝石8選

ファッションのトレンドでもある「くすみカラー」。派手過ぎず、シンプル過ぎず、ほどよい愛らしさを与えてくれます。宝石にはどんな「くすみカラー」があるでしょうか?秋の深まる季節にぴったりな“くすみカラーの宝石”をご紹介します。

 

くすみカラーとは?

くすみカラーとは?

くすみカラーの特徴は2点。彩度が低いこと、そしてグレーを含んだくすんだ色合いをしていることです。「ニュアンスカラー」「スモーキーカラー」と呼ばれることもあります。落ち着いた色合いなのでファッションに取り入れやすく、洗練された大人の雰囲気を演出することができます。

 

くすみカラーの宝石のおすすめポイント

くすみカラーの宝石のおすすめポイント

秋はベージュやブラウンなど、ぬくもりを感じるカラーに身を纏いたくなりますね。そんな秋色の装いにぴったりなのが“くすみカラー”の宝石です。くすみカラーの宝石は落ち着いた色合いが魅力。どんなファッションにも品良く映え、シーン、性別・年代を問わず身に着けることができます。

「くすみカラーが苦手」「自分には似合わない気がする」という方は、顔周りから離れたアイテムを選んでみましょう。ジュエリーなどの小物はパーソナルカラーに左右されないので、苦手なくすみカラーでもおしゃれを楽しめます。コーディネートを選ばないくすみカラーの宝石は、お手持ちのジュエリーとの重ね着けをしても素敵です。

くすみカラーの宝石8選

秋色ファッションにおすすめのくすみカラーの宝石をご紹介します。

 

モスアクアマリン

くすみカラーの宝石「モスアクアマリン」

明るい海の色のイメージのアクアマリンですが、「モスアクアマリン」は深い海のような落ち着いた色合いをしています。「モス」は「苔」を意味し、インクルージョンが苔のように見えることから名づけられました。

モスアクアマリンはダークカラーと独特のインクルージョンが魅力。アクアマリンに比べると流通量は少ないレアストーンです。インクルージョンの量により色味が異なり、黒みが強いものからオレンジや朱色に見えるものもあります。黒に近い深い青の石は「ブラックレインアクアマリン」と呼ばれ、神秘的な魅力のある希少価値が高い石です。

  • カラー:藍色、黒に近い青
  • 石言葉:洞察力、表現力、癒し
  • 産地:ブラジル、アフガニスタン、パキスタンなど

関連記事:【3月の誕生石】アクアマリンと珊瑚に新しく加わったアイオライト

ラブラドライト

くすみカラーの宝石「ラブラドライト」

ムーンストーンと同じ「長石」という鉱物グループに属するラブラドライト。一見するとモノトーンの落ち着いた色をしていますが、光を当てると「ラブラドレッセンス」という特有の光学効果が現れオーロラのように輝きます。

輝くオーロラのように美しく、捉えどころのない閃光が神秘的な魅力のある石です。石の色や反射の仕方は石によって大きく違い、ひとつとして同じ色の石はありません。

  • カラー:地色は白、黒、グレーなどで、虹色の光を放つ
  • 石言葉:思慕、記憶、調和
  • 産地:マダガスカル、カナダ、ロシアなど

関連記事:レインボームーンストーンはなぜ七色に輝くのか?鉱物の秘密に迫る!

スモーキークォーツ

くすみカラーの宝石「スモーキークォーツ」

クオーツの中でも煙がかったような茶色の色合いが特徴的なスモーキークォーツ。和名を「煙水晶」といいます。水晶の中では渋い色味をしていますが、落ち着きのあるブラウンがスタイリッシュで上品な魅力を持っています。

光に透かすと煙がかかったように見える独特なカラーが特徴です。流通量が多いので、比較的リーズナブルな価格で入手可能です。色が濃すぎず薄すぎないもの、インクルージョンやクラックの少ないもの、色が均一なものが高評価になります。

  • カラー:グレー、灰茶色、褐色を帯びた茶色、薄茶色
  • 石言葉:素直、責任感、安定
  • 産地:ブラジル、スイス、スコットランド

関連記事:クォーツとは?宝石の種類と処理を解説<前編>

アイオライト

くすみカラーの宝石「アイオライト」

「菫青石(きんせいせき)」という和名の通り“すみれ色”が特徴のアイオライト。見る角度によって明るい青に見えたり、グレーがかった色に見えたり、石によって色合いが変わります。

落ち着いた青紫が美しいアイオライトは、シックでどんなファッションにも合わせやすい上品なカラーです。アイオライトの一番の特徴は、見る角度によって様々な色を放つ「多色性」があること。色合いが大きく変わる石が多く、色の変化を楽しむことができます。

  • カラー:少しくすみのあるすみれ色、淡い青、濃い青(多色性あり)
  • 石言葉:誠実、貞操、徳望
  • 産地:インド、ブラジル、ミャンマーなど

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モルガナイト

くすみカラーの宝石「モルガナイト」

モルガナイトは、エメラルドやアクアマリンと同じ鉱物グループの「ベリル」の一種で、「ピンクベリル」「ローズベリル」とも呼ばれます。ピンクからオレンジまでと色相の幅は広く、全般的に淡く落ち着いたトーンの色合いをしています。

優しいピンク色を呈したモルガナイト。同じピンクでも色相の幅が広いことが特徴です。愛らしい印象のサーモンピンク、アプリコットピンク、ラベンダーピンクや、気品のあるシャンパンカラーなど、好みのピンク色を選べることも人気の理由のひとつ。どんな色合いのピンクも彩度を抑えたトーンなので、程よい鮮やかさとくすみカラーが楽しめます。

  • カラー:ピンク、オレンジ
  • 石言葉:愛情、優美、清純
  • 産地:ブラジル、アフガニスタン、マダガスカルなど

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インペリアルトパーズ

くすみカラーの宝石「インペリアルトパーズ」

深みのあるシェリーカラーが特徴的。「皇帝」の名を持つインペリアルトパーズはトパーズのひとつです。トパーズは結晶内の成分により、フッ素を含む「Fタイプ」と水酸基を含む「OHタイプ」の二つに分けられます。OHタイプに分類されるインペリアルトパーズは、Fタイプに比べ数が少ないので高額になります。

「最も美しいトパーズ」と呼ばれるインペリアルトパーズ。極上のシェリー酒を思わせるこっくりとしたピンクオレンジ、“シェリーカラー”のインペリアルトパーズは、知性と気品を兼ね備えた華やかな存在感があります。美しさの秘密は高い屈折率にあり。光を受けてまばゆく煌めきます。

  • カラー:シェリーカラー(黄褐色~橙褐色)
  • 石言葉:友情、希望、潔白
  • 産地:ブラジル、ロシア、スリランカなど

関連記事:【11月の誕生石】明るく輝くトパーズとシトリン 魅力と違いを知ろう

 

ブラウンダイヤモンド

くすみカラーの宝石「ブラウンダイヤモンド」
引用:GIA ファンシーカラーダイヤモンド

肌なじみの良い優しい色合いを持つブラウンダイヤモンド。かつては工業用で、宝石としては無価値とされていましたが、アメリカのジュエリーブランド「ルヴァン」が「チョコレートダイヤモンド」とのコマーシャルネームで売り出したことでブームとなり、宝石としての価値を確立しました。

艶のあるエレガントな輝きが魅力のブラウンダイヤモンドはカラーバリエーションが豊富。薄い色味の「シャンパンカラー」は神秘的な色合いが人気です。ブランデーのような深みのある「コニャックカラー」は、ブラウンダイヤモンドの中で最も濃い色合いで、希少価値があり高値で取引されます。

  • カラー:茶色、薄茶~濃茶色
  • 石言葉:威厳、カリスマ性
  • 産地:南アフリカ、オーストラリア、ロシアなど

トルマリン

くすみカラーの宝石「トルマリン」

カラーバリエーション豊富で「ない色はない」といわれるトルマリンは、色によって呼び名が変わります。ピンクトルマリン、グリーントルマリン、カナリートルマリン、パライバトルマリンなどなど。そしてひとつの結晶の中に2色以上の色をもつトルマリンを「バイカラートルマリン」と呼びます。

「多彩な石」という意味を持つトルマリンは、その名の通り多彩な色を持つことが最大の特徴です。明るく鮮やかな色から味わい深いくすみカラーまで、様々な元素が入り込んで色を変化させます。ピンク~黄色~緑~青の広い色相のくすみカラーを楽しむことができます。

  • カラー:青、緑、黄色、オレンジ、ピンク、無色、紫
  • 石言葉:希望、無邪気、友情
  • 産地:ブラジル、タンザニア、アメリカなど

終わりに

秋のファッションにぴったりのくすみカラーの宝石をご紹介しました。優しく温かみのあるくすみカラーの宝石は、眺めているだけで心が穏やかになるような雰囲気を持っていますね。様々なシーンでオールマイティに使えるくすみカラーの宝石。ぜひ秋のファッションのひとつに取り入れてみてくださいね。

 

 

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